18世紀のフランスで書かれたビルヌーヴ夫人版を基に創り上げたファンタジーです。
美しいドレス姿のレア・セドゥが謎めいた雰囲気の中で輝いている予告編を観て楽しみにしていました。
ディズニーとはまた違うフランス映画らしいお伽噺の世界がスクリーンに広がっていました(^^)
スクリーンに広がるお城やドレスの美しさにうっとりしていました~
お気に入りの本を読み聞かせして貰っている可愛い子供たちの姿から始まる物語です。
幼い子供たちが目を輝かせて聴いていると、早速、美しい女の子ベル(レア・セドゥ)が登場しました。
6人兄弟の子供たちの仲で、兄3人、姉2人の末っ子ベルはお父さんのお気に入りです。
母を亡くして我がままに育った兄姉たちとは違って、ベルはとても心優しい女の子でした。
ベルの父は船を持つ貿易商でしたけど、嵐で船が沈没し財産を失ってしまいます。
贅沢な生活しか知らない姉たちや浪費家の兄たちは、自分たちの境遇に恥ずかしさと怒りを覚えますけど
ベルは田舎の新しい生活を思い描いて笑顔を見せました。
そんな末っ子の姿に、気落ちしていた父も慰められます。
でも、引越してしばらくしないうちに、再び予想もしない悲劇が起きてしまいました
それにしても、さすがにお伽噺の世界ですね~ キラキラと美しかったです(^^)
本のページをめくって物語が始まると、水彩の絵が風景となり、ドレスとお城の世界へと入っていきます。
全体的に残るそんな手作り感が可愛かったです。
あと、やっぱり一般的なストーリーとは色々違うのですね。
男の兄弟がいたとか、その長兄&次兄の二人が浪費家のダメ男とか、
王様が野獣になった理由とか、野獣の城が襲われる理由とか、違う点がたくさんあって面白かったです。
お父さんが頼りないのと、ベルが勇気あるいい子なのは一緒でした(^^ゞ
レア・セドゥの可愛さとヴァンサン・カッセルの王様の雰囲気はぴったりで素敵でした。
観終った時、ヨーロッパのお伽噺にはフランス映画が似合うなあと感じた1本です。
監督:クリストフ・ガンズ 出演:ヴァンサン・カッセル レア・セドゥ アンドレ・デュソリエ イボンヌ・カッターフェルト
2014年 フランス/ドイツ 原題:BEAUTY AND THE BEAST
(20141113)
→
公式サイトはこちらへ http://beauty-beast.gaga.ne.jp/