これで終わってしまった…と思うとめちゃくちゃ切なかったです(T_T)
前作でドワーフたちの仕掛けに怒り狂ったドラゴンのスマウグ(ベネディクト・カンバーバッチ)が、
はなれ山エレボールから港町エスゴラスを襲いに飛び立つところから始まります。
スマウグは自分の圧倒的なパワーを楽しむように、町へ火を放ち始めました。
町はあっという間に燃え、人々は船で島から逃げ出すしかありません。
そんな中、不当に牢屋へ入れられていたバルド(ルーク・エバンス)は必死に外へ出ようとしていました。
何とか壁を壊して外へ出たバルドは父を追ってきた息子と共にスマウグと対峙します。
二人が居る塔も火の攻撃を受けて絶体絶命の中、息子に手伝わせて最後の矢を放ちました。
その矢は竜の唯一の弱点に当たり、ドワーフの戦略でも歯の立たなかったスマウグはとうとう滅ぼされます。
でも、町は炎に焼かれてしまい、行き場を失った町民たちはバルドと共に
ドワーフの居るエレボールへと向かい始めました。
それにしても… ドラゴンの罠というか欲望の闇って怖いですね…
あんなに高潔だったトーリン(リチャード・アーミテージ)をも狂わせてしまいます(T_T)
王である彼が壊れたことを感じつつも、他のドワーフたちにはどうしようもありません。
唯一、行動したのはビルボ(マーティン・フリーマン)です。
でも、ビルボの奮闘も虚しく、スマウグの集めた宝を巡る争いが起き始め、
それはこの世界を揺るがす大きな戦争へと向かっていきます。
その激しさと厳しさに、戦うことの怖さと虚しさと痛みを感じながらスクリーンをひたすら見つめていました。
一番活躍したビルボは最後の最後まで受難でしたけど、
何となくホビットの平和さには笑ってしまいました(^^ゞ
観終った時、死んでいった者への深い悲しみ共に、こんな戦いの後にあの三部作があるなんて…と
つい『ロード・オブ・ザ・リング』を観たくなった1本です。
監督:ピーター・ジャクソン 出演:マーティン・フリーマン イアン・マッケラン リチャード・アーミテージ オーランド・ブルーム エバンジェリン・リリー ルーク・エバンス リー・ペイス ケン・ストット クリストファー・リー ケイト・ブランシェット ベネディクト・カンバーバッチ
2014年 アメリカ 原題:THE HOBBIT: THE BATTLE OF THE FIVE ARMIES
(20141218)
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公式サイトはこちらへ http://wwws.warnerbros.co.jp/thehobbitbattleofthefivearmies/