ウディ・アレン監督最新作の1920年代を舞台に描いたラブコメディです。
コリン・ファース&エマ・ストーン主演なんて素敵な組み合わせだなと気になっていました。
南フランスで繰り広げられるキュートでドタバタな展開に、ニコニコしながら楽しめるような作品でした。
このエマ・ストーンの可愛さには誰もが恋しちゃうでしょうと思ってしまいました(^^ゞ
中国人マジシャンがステージで大掛かりなマジックを披露するところから始まる物語です。
美女を切断したり大きな像を消したりと、観客を魅了する中国人の姿をした人気マジシャンの正体は
イギリス人のスタンリー(コリン・ファース)です。
彼は腕は良いのですけどとてつもない皮肉屋で、霊やあの世の世界を信じたことの無い現実主義者でした。
ある日ステージを終えてバックヤードへ戻って来たスタンリーに、
ハワード(サイモン・マクバーニー)が声を掛けて来ました。
ハワードはスタンリーの同業者で昔からの顔なじみです。
そんな彼はある裕福な知人の家に取り入った若い霊能者のインチキを見破って欲しいと依頼します。
その霊能者ソフィ(エマ・ストーン)のインチキはハワードにも見抜けなかったのです。
ハワードの依頼に興味を持ったスタンリーは、婚約者との旅行を延期して南フランスへと向かいました。
それにしても、オシャレな作品ですね。
何となく昔のオードリー・ヘプバーンの作品を思い出しました。
そんな上品で可愛い物語なのですけど、スタンリーのキャラクターがかなりひねくれものです。
そこはウディ・アレン監督なのでしょうね。
真面目で早口でひねくれていて恋に奥手というスタンリーの存在は、物語をどんどん動かしていきます。
スタンリーの鈍感なまでのキャラクターをあのコリン・ファースが演じるとラブコメになるなんて
さすがはウディ・アレン監督だなあと思ってしまいました。
また、彼の存在に困惑するソフィを思いっきりキュートに演じたエマ・ストーンの可愛さも良かったです。
観終った時、金曜日の夜にさくっと楽しむにはぴったりの作品だなあと感じた1本です。
監督:ウディ・アレン 出演:コリン・ファース エマ・ストーン アイリーン・アトキンス マーシャ・ゲイ・ハーデン ハミッシュ・リンクレイター ジャッキー・ウィーバー サイモン・マクバーニー
2014年 アメリカ/イギリス 原題:MAGIC IN THE MOONLIGHT
(20150515)
→
公式サイトはこちらへ http://www.magicinmoonlight.jp/