攻殻機動隊 新劇場版

発表から25周年、映像化から20周年記念となる新劇場版です。
劇場で公開されてきたARISEシリーズから楽しみにしていました。
仲間と共に主人公が挑んだ大事件の裏には、彼女の誕生と生い立ちが関わっていました。

今回の事件も奥が深かったです～

ARISEシリーズに引き続いた物語で、第9課に入るまでの草薙素子たちの活躍を描いた作品です。
今回は大使館占拠から始まり、総理大臣の暗殺という大事件の中で物語が展開されます。
中心には義体の未来をどのように導いていくか、巨大な利益を巡る思惑があります。
そして、0歳児からの全身義体という特殊な人生を送ってきた素子にも
深いかかわりのある物語となっていきました。

それにしても、相変わらず目まぐるしいですね。
事件も真相も謎もてんこ盛りです。もちろん台詞と映像も(^^ゞ
でも、それよりも今回は素子を中心とした彼らが一体となって事件へと向かっていく姿が楽しかったです。
そして、自分の信念を曲げずに力技で突っ走っていく素子の強さがかっこ良かったです～

義体だからこそ技術的な限界が起き、電脳だからこそウィルスに罹ってしまう。
科学は進歩しても未来には未来の問題が起きる。
だからこその“自分のゴーストに従え”という言葉が響くのだろうなあと感じた1本です。



監督：野村和也　声の出演：坂本真綾　塾一久　松田健一郎　新垣樽助　咲野俊介　中國卓郎　上田燿司　中井和哉　沢城みゆき　野島健児　浅野まゆみ
2015年　日本
（20150620）

→公式サイトはこちらへ　http://kokaku-a.jp/