2001年の連続ドラマから始まった人気シリーズの映画化第2弾です。
予告編を観て、相変わらずの雰囲気で楽しそうだなと気になっていました。
東京地検城西支部の個性的なキャラクターと共に描かれる事件の行方は正義と人情の展開になっていきました。
ありえないよなあと思いつつも、こうなるといいなあと思ってしまう世界が広がっていました。
一人の若い女性が必死に逃げているシーンから始まる物語です。
洋館の中を後ろを振り返りながら逃げていた女性は、不慣れなのか外へ出る通路が分かりません。
でも、何とか鍵の開けられるドアを見つけると、館を脱出して裏庭を横切ると裏口から出ます。
パンプスは裏庭を走っている途中で片方が脱げてしまい、もう彼女は片方も脱ぎ捨てます。
そして、そのまま道路へ飛び出したところ、運悪く道を走っていた乗用車に撥ねられて即死してしまいました。
その事件の担当検事は久利生(木村拓哉)になりました。
彼は被疑者の“あの人が道路へ飛び出してきた”という供述と、被害者の女性の足が泥だらけだったこと、
そして靴が見当たらなかったことを疑問に思います。
また、その女性の死に衝撃を受けていた人物がもう一人いました。
大阪である暴力団の事件を追っていた雨宮検事(松たか子)です。
被害者の女性は事件解決の鍵となる重要な証言者でした。
単なる交通事故では無いと確信した雨宮は交通事故の担当検事へ会いに東京へ行きます。
そして、久利生と雨宮が一緒に事故現場へ出かけますが、泥や靴などの解決の糸口は見つかりません。
そして、一体ここは何?と長い壁を辿った彼らは、そこがある国の大使館だったことを知りました。
それにしても、本当に相変わらずのノリですね~
何だか懐かしくなってしまいました(^^ゞ
ツッコミどころは満載ですけど、まあいいかと思ってしまえるのがこのシリーズです。
ある意味、ファンタジーかも知れません。
でも、こんな展開になったらいいなあと思う答えを見せてくれます。
それは幻想かも知れないけれど、たまにはそういう楽しさを味わってもいいよねと思いながら
懐かしい写真が映し出されるエンドロールまで楽しんでいました(^^ゞ
観終った時、もし次があったら、昔のシリーズの人たちもどこかで登場しないかなあと思ってしまった1本です。
監督:鈴木雅之 出演:木村拓哉 北川景子 松たか子 佐藤浩市 杉本哲太 濱田岳 正名僕蔵 吉田羊 田中要次 勝矢 松重豊 八嶋智人 小日向文世 角野卓造 大倉孝二 ジェームズ・C・バーンズ
2015年 日本
(20150814)
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