アメコミの人気作を新たなキャストと物語で映画化したSFアクションです。
前2作は観ていたので、今回はどんな作品になるのかなと気になっていました。
予想よりもずっとシリアスでSFな展開に、みんな大変!と思いながらスクリーンを見つめていました。
天才とは言え、最初は普通の学生だったのねと思いながら観ていました。
小学校5年生の思い出から始まる物語です。
将来になりたい職業を発表する授業がありました。
リードは有機物質をテレポートさせる装置を作成すると発表して先生を戸惑わせます。
先生には空想上の夢物語だと思われているのです。
でも、いつもノートに設計図を描いている子だったリードは、家でも装置を実際に組み立てていました。
中古品屋の荷物置き場で装置用の部品を探していたリードは、同クラスのベンと出会います。
実はここはベンの家族が経営する店だったのです。
学校でのリードの発表を興味深く聞いていたベンは、彼の研究に協力を申し出ました。
リードの欲しかった部品と共に家のガレージへと向かった二人は、装置を完成させます。
ワクワクしながらスイッチを入れると、装置が作動したと同時に辺り一帯が停電になりました。
でもその後、二人は親友となり、テレポートの夢を追い続けながら
7年後も学校の発表会では新しく開発した装置を二人並んで披露していました(^^ゞ
それにしても、かなり深刻な展開のSFですね。
前シリーズ2作はアメコミっぽく、ちょっとお茶目なところとかがあった気がしたのですけど、
今作は主人公のリードをはじめとしてみなさんとても傷付いたり悩んだりしています。
しかも、ビクター(トビー・ケベル)が無敵のMr.ドゥームに変身したら、基地の中が大変なことに…
世界で自分以外の全てを抹殺しようなんて神さまより凄い性格です。
(ブラックホールによる地球の破壊よりも、死屍累々となった基地の様子の方がうわっと思ってしまいました^_^;)
でもまあ、あの“ファンタスティック・フォー”がこんな感じに誕生したという展開は面白かったです。
観終った時、これから少しはお茶目なキャラクターになっていくのかなあとちょっと考えてしまった1本です。
監督:ジョシュ・トランク 出演:マイルズ・テラー ケイト・マーラ マイケル・B・ジョーダン ジェイミー・ベル トビー・ケベル レグ・E・キャシー
2015年 アメリカ 原題:FANTASTIC FOUR
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