今日で私の東京国際映画祭は終了です。六本木で東京国際映画祭の3作品にチャレンジして来ました！
- ま行
1本目は「モンスター・ウィズ・サウザン・ヘッズ」です。
タイトルの意味は仕事が細分化されている大企業のことで、こういう会社は一度決まったことを
変更するのは難しく、責任がどこにあるか突き止めようとしても困難な道のりが待っています。
この映画の主人公は40代の夫を末期がんのために失いかけている妻で、
腫瘍に効きそうな新薬を頼みの綱としていました。
でも、無情にも保険会社からその新薬を使用した治療の申請が却下されます。
治療を認めてもらうために彼女が起こした行動は次第にエスカレートしていきました。
でも、この主人公は本当に気の毒です。
16年間保険料を真面目に払ってきても十分な医療を受けられないのです。
保険の申請を却下したら担当者に報奨が出るなんて、その話だけでも会社はクロですよね。
そんな会社に動かされるような医療制度って恐すぎる…と思った1本です。
「モンスター・ウィズ・サウザン・ヘッズ」
監督：ロドリゴ・プラ 出演：ジャナ・ラルイ セバスティアン・アギーレ・ボエダ エミリオ・エチェバリア ウーゴ・アルボレス ノラ・ウエルタ
2015年 メキシコ 原題：A Monster with a Thousand Heads
→東京国際映画祭の公式サイトはこちらへ http://2015.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=19
2本目は「ボディ」です。
一家を精神的に支えてきた主婦を亡くして壊れてしまった父と娘の絆の再生を描いたドラマです。
父は日々遺体と向き合っている検視官。娘オルガは過食と拒食を繰り返し、肥満と父を憎んでいます。
そんな二人の日常と、オルガが治療を受けているちょっと不思議なセラピストの日常が映し出されていきます。
正直、感覚的にしか分からないところもたくさんありましたけど、微妙に可笑しかったです。
霊と交信できる霊能者って、海外では割とポピュラーなのでしょうか。
あと、夫の想い出の中にあった妻の楽しいワンシーンはある意味衝撃的でした^_^;
同じものを観て、顔を付き合わせて一緒に笑うことが出来たら、
それだけでも幸せな気分に満たされるという優しさがじんわりと伝わってきた1本です。
「ボディ」
監督：マウゴジャタ・シュモフスカ 出演：ヤヌシュ・ガヨス マヤ・オスタシェフスカ ユシテイナ・スヴァワ エヴァ・ダウコフスカ アダム・ヴォロノヴィチ トマシュ・ジェンテク マウゴジャタ・ハイェフスカ・クシシュトフィク エヴァ・コラシンスカ ロマン・ガナルチック ヴワディスワフ・コヴァルスキ
2015年 ポーランド 原題：Body
→東京国際映画祭の公式サイトはこちらへ http://2015.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=125
3本目は「河」です。
チベットで遊牧民として生きる若い一家の姿を幼い少女の視線で描いたドラマです。
この少女ヤンチェン・ラモがめちゃくちゃ可愛いです～ とても自然体なのです。
監督さん、よく撮ったなあ、凄いなあと思いながら観ていました。
母の妊娠を知ると、赤ちゃん返りをして甘えっ子になってしまったり、
怒りっぽい父を心配しつつも近づけなくて遠くから見つめていたり、
お父さんがお祖父さんと仲が悪いことを気にして、自分の大切なぬいぐるみを増やそうとしたり。
（この増やし方も可愛いです(^^)）
過酷な自然と共に生きる生活は、端から観ているととても大変そうに見えるのですけど、
そんな価値観など関係ないと思えてくる強さを感じました。
何だか心に元気を貰って見終わった1本です。
「河」
監督：ソンタルジャ 出演：ヤンチェン・ラモ ルンゼン・ドルマ グル・ツェテン
2015年 中国 原題：河／River
→東京国際映画祭の公式サイトはこちらへ http://2015.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=157
（20151030）
タイトルの意味は仕事が細分化されている大企業のことで、こういう会社は一度決まったことを
変更するのは難しく、責任がどこにあるか突き止めようとしても困難な道のりが待っています。
この映画の主人公は40代の夫を末期がんのために失いかけている妻で、
腫瘍に効きそうな新薬を頼みの綱としていました。
でも、無情にも保険会社からその新薬を使用した治療の申請が却下されます。
治療を認めてもらうために彼女が起こした行動は次第にエスカレートしていきました。
でも、この主人公は本当に気の毒です。
16年間保険料を真面目に払ってきても十分な医療を受けられないのです。
保険の申請を却下したら担当者に報奨が出るなんて、その話だけでも会社はクロですよね。
そんな会社に動かされるような医療制度って恐すぎる…と思った1本です。
「モンスター・ウィズ・サウザン・ヘッズ」
監督：ロドリゴ・プラ 出演：ジャナ・ラルイ セバスティアン・アギーレ・ボエダ エミリオ・エチェバリア ウーゴ・アルボレス ノラ・ウエルタ
2015年 メキシコ 原題：A Monster with a Thousand Heads
→東京国際映画祭の公式サイトはこちらへ http://2015.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=19
2本目は「ボディ」です。
一家を精神的に支えてきた主婦を亡くして壊れてしまった父と娘の絆の再生を描いたドラマです。
父は日々遺体と向き合っている検視官。娘オルガは過食と拒食を繰り返し、肥満と父を憎んでいます。
そんな二人の日常と、オルガが治療を受けているちょっと不思議なセラピストの日常が映し出されていきます。
正直、感覚的にしか分からないところもたくさんありましたけど、微妙に可笑しかったです。
霊と交信できる霊能者って、海外では割とポピュラーなのでしょうか。
あと、夫の想い出の中にあった妻の楽しいワンシーンはある意味衝撃的でした^_^;
同じものを観て、顔を付き合わせて一緒に笑うことが出来たら、
それだけでも幸せな気分に満たされるという優しさがじんわりと伝わってきた1本です。
「ボディ」
監督：マウゴジャタ・シュモフスカ 出演：ヤヌシュ・ガヨス マヤ・オスタシェフスカ ユシテイナ・スヴァワ エヴァ・ダウコフスカ アダム・ヴォロノヴィチ トマシュ・ジェンテク マウゴジャタ・ハイェフスカ・クシシュトフィク エヴァ・コラシンスカ ロマン・ガナルチック ヴワディスワフ・コヴァルスキ
2015年 ポーランド 原題：Body
→東京国際映画祭の公式サイトはこちらへ http://2015.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=125
3本目は「河」です。
チベットで遊牧民として生きる若い一家の姿を幼い少女の視線で描いたドラマです。
この少女ヤンチェン・ラモがめちゃくちゃ可愛いです～ とても自然体なのです。
監督さん、よく撮ったなあ、凄いなあと思いながら観ていました。
母の妊娠を知ると、赤ちゃん返りをして甘えっ子になってしまったり、
怒りっぽい父を心配しつつも近づけなくて遠くから見つめていたり、
お父さんがお祖父さんと仲が悪いことを気にして、自分の大切なぬいぐるみを増やそうとしたり。
（この増やし方も可愛いです(^^)）
過酷な自然と共に生きる生活は、端から観ているととても大変そうに見えるのですけど、
そんな価値観など関係ないと思えてくる強さを感じました。
何だか心に元気を貰って見終わった1本です。
「河」
監督：ソンタルジャ 出演：ヤンチェン・ラモ ルンゼン・ドルマ グル・ツェテン
2015年 中国 原題：河／River
→東京国際映画祭の公式サイトはこちらへ http://2015.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=157
（20151030）