杉作の同名コミックエッセイをもとに風間俊介主演で映画化したヒューマン猫ドラマです。
予告編を観て、猫たちが可愛いなあと気になっていました。
猫と出会った青年の物語は2匹と共に迷いながらも前へ進んでいきました(^^)
猫っていいなあとしみじみと思ってしまいました(^^ゞ
主人公ミツオ(風間俊介)の日常から始まる物語です。
ミツオはプロボクサーを目指すためにアルバイトを全て辞めて兄(つるの剛士)のアパートへ居候中の若者。
彼はロードワークから帰宅する途中で、2匹の捨て猫がダンボールに入っているのを見つけます。
ダンボールに入った猫と目が合った彼でしたけど、自分は飼えないとスルーして家へ戻りました。
間も無く、外出から兄が帰ってきました。
兄はミツオがスルーした猫を2匹とも抱えて「拾っちゃった」と連れて来ました。
猫を飼うことに大反対したミツオに兄は「(反対するなら)家賃払う?」と切り札を持ち出します。
結局、兄には勝てない弟は、2匹の猫たちのお世話係りになっていきました^_^;
それにしても、本当に猫たちは可愛いですね~
兄妹(あるいは姉弟)猫という設定の2匹なので、いつも仲良くじゃれています。
そういうキュートな猫たちの姿が次々と登場するので、観ていて癒されます。
主人公のミツオくんは人生に対する考えがとても甘い奴です。
ボクシングの夢を追いかけ、マンガ家への夢を追いかけ、次は必ず自分は認められると信じています。
そこは観ている方もうわーっと思ってしまいますけど、やっぱり人生そこまで甘くはありません。
やがて、彼の挫折と共に猫にも危機が訪れます。
それでも、そんな局面に対峙した時、自分の過ちを認めてきちんと後悔する展開は
ミツオくんの若さと共に猫への強い愛があるからだろうなと感じました。
そして、猫と共に歩んだ時間が彼の人生を大きく動かして行きました。
エンドロールが終わるまで、猫たちの写真から目が離せませんでした。
観終った時、どんなにお世話が大変でも、猫と一緒にいられたら幸せだろうなあと感じた1本です。
監督:山本透 出演:風間俊介 つるの剛士 松岡茉優 市川実和子
2015年 日本
(20160214)
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