高倉健主演の『君よ憤怒の河を渉れ』をジョン・ウー監督が現代の大阪に舞台を移してリメイクした作品です。
予告編を観て、どんなアクションを見せてくれるのかなと気になっていました。
白い鳩と共に独特のジョン・ウー節が炸裂するような作品でした(^^ゞ
有名な薬品会社のパーティに出席した翌朝、国際弁護士のドゥ・チウ(チャン・ハンユー)が目覚めると
隣には死体となった女性が横たわっていました。
驚きながらも警察へ通報した彼は、そのまま殺人事件の容疑者にされてしまいます。
その強引な警察の態度に信感を抱いたドゥ・チウは、隙を見て逃走しました。
必死に地下鉄の駅から地下道へと逃れた彼は、地図には載っていない工事現場へ出ました。
しかし、そこに狙いを絞っていた捜査一課の刑事・矢村(福山雅治)と百田(桜庭ななみ)に遭遇します。
百田を人質にしたドゥ・チウは矢村からの説得で人質を矢村に交換し、そのまま逃亡を続けました。
でも、矢村も隙をついてドゥ・チウを逮捕しようと攻め始めます。
互いに譲らずに横道へそれた車が止まっても争い続けた二人でしたけど、
何とか矢村の攻撃をかわしたドゥ・チウはそのまま車を奪って去って行きました。
それにしても、ジョン・ウー監督らしいアクション満載の作品ですね(^^)
出だしから監督の日本映画愛に溢れていました~
郷愁を誘う街並みと小料理屋、そして演歌から始まる男女の出会いのシーンは、昭和の時代を感じさせます。
こういうお酒のシーンが叙情を感じさせるのですよね。
でも、雰囲気のいい会話が交わされたと思ったら、あっという間に銃撃戦が…
思わず、おーっと思ってしまいました(^^ゞ
その後も、びっくりな展開と派手なアクション&銃撃戦が登場します。
ある意味、何も考えずにアクションを楽しむ作品かも知れませんね。
そして、主人公二人がやけにカッコいいアクションを見せてくれました(^^ゞ
つっこみどころは満載ですけど、こういうアクション映画は軽快なのが一番ですね。
観終わった時、たまにはこういう気楽に観られる映画もいいねと思った1本です。
監督:ジョン・ウー 出演:チャン・ハンユー 福山雅治 ハ・ジウォン チー・ウェイ アンジェルス・ウー 桜庭ななみ 國村隼 池内博之
2017年 中国 原題:追捕/MANHUNT
(20180110)
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公式サイトはこちらへ http://gaga.ne.jp/manhunt/