噂のお台場が壊れるパニック映画です(笑)
自然の破壊力の怖さと共に、パニックの中で描かれる人間ドラマには涙でした~

関東沖に起きた地震の影響で海面温度の上昇が観測された。
そのデータに注目した気象庁の海野(香椎由宇)は巨大台風発生の可能性を示唆するが
上司は調査を続けるようにと言うだけだった。
一方、元ハイパーレスキュー隊だった篠原祐司(伊藤英明)は
自動車販売店での慣れないセールストークに苦労していた。
つい、お客に向かってスピードは出し過ぎないようにとか言ってしまうのだ。
上司にも向いていないのではと言われて落ち込む祐司だったが、家族のためにも頑張らねばならない。
一人娘のしおり(大森絢音)の誕生日にも休日出勤するはめになり、しおりに怒られてしまうが
その日は銀座で待ち合わせをしようとなだめた。
そして当日、誕生日プレゼントを買って銀座のデパートから出た祐司は、突然、巨大な雹に見舞われる。
それは、これから起きる大災害の前触れだった…

主人公はやっぱりスーパーな人になっていました(^^ゞ

原作&主演が同じということで、やっぱりあの大ヒット作を思い出してしまいます(^^ゞ
でも、あの作品が甘い恋や友情のつながりを描いていたのに対して、今回は“家族の絆”。
娘への愛。父への愛。弟への愛。
それぞれが家族のために希望を捨てず、身体や心に傷を負いながらも必死に生きようとします。
その象徴である“252”というコードを必死に打つ彼らの姿は胸を熱くさせるものがありました。

それにしても大災害と駅のパニックのようすは怖かったです~
雹に高潮そして強烈な風雨。
そんな天気の豹変の中でパニックに陥る人々…
トロい私だと、雹はなんとか逃れてもパニックで押しつぶされてしまうか、
高潮には絶対にやられてしまうだろうなあとドキドキしながら観ていました(^_^.)

まあ、つっこみ所は満載で主人公のスーパーさには楽しくなりましたけど、
出演者たちの熱演と大森絢音ちゃんの可愛さに許せてしまった1本です(^^ゞ



監督:水田伸生 出演:伊藤英明 内野聖陽 山田孝之 木村祐一 大森絢音 桜井幸子 MINJI 香椎由宇
2008年 日本
(20081104)

追伸
この映画は試写会で観ました。公開は12月6日以降の予定です。