川島みなみ(前田敦子)は親友の宮田夕紀(川口春奈)のお見舞いに来ていた。
夕紀は幼い頃から病弱で入退院を繰り返す生活を送りつつも、
高校では野球部の部員たちから慕われているマネージャーとして頑張ってきた。
だが今回、長期入院を余儀なくされてしまった夕紀は落ち込む気持ちを隠せない。
そんな彼女を見かねたみなみは、彼女に元気を与えたいと思い
野球部のマネージャーになって、みんなを甲子園に連れて行くと伝える。
早速、みなみは野球部を見学しに行ったが、
そこにはまとまりもやる気も無い部員たちのダラダラした練習が繰り広げられていた…
甲子園目指して、青春まっしぐらでした~
女子高生が野球部のマネージャーになって甲子園を目指す物語です。
みなみは万年一回戦負けだった野球部を甲子園へ連れて行こうとします。
彼女はドラッカーの『マネジメント』と出会って真面目に読み解きながら、野球部に適応させようとします。
そして、ドラッカーの言葉を信じて野球部を変えていこうと頑張ります。
彼女は甲子園へ連れて行くためにはどうしたら良いかを真剣に考えているのです。
キーとなる言葉を野球部に合わせたらと、
悩みながらも考えて出す彼女の答えがそれぞれ面白かったです。
ただ、『マネジメント』の言葉はたくさん出てくるのですけど、基本は野球部員たちの織り成す青春物語です。
そして、みなみの引力に惹かれるように、部員たちも練習に励み強くなっていきます。
その姿は本当に真っ直ぐで、観ていて気持ち良かったです。
それにしても、出演者たちはみんなお似合いのキャラクターになっていましたね。
熱い想いを抱いて試合へ臨む彼らの姿が印象的でした。
また前田敦子さんの高校生ぶりもぴったりで、彼女が演じてこその作品になったなと感じました。
途中、ツーアウトから打ったら、走者は打った瞬間に走るでしょなどと思ったりしましたけど
試合のシーンは自然と応援に力が入りました(^^ゞ
観終わった時“真摯”は“ひたむき”だねと思った1本です。
監督:田中誠 出演:前田敦子 瀬戸康史 池松壮亮 峯岸みなみ 川口春奈 大泉洋 石塚英彦
2011年 日本
(20110531)
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公式サイトはこちらへ http://www.moshidora-movie.jp/index.html追伸
この映画は試写会で観ました。公開は6月4日以降の予定です。