都会から離れた自然の美しい村で農場を営んでいるグリーン家の朝は賑やかに始まる。
ママのイザベル(マギー・ギレンホール)は近所のドカティー夫人(マギー・スミス)の店へ行くのに大忙し。
トンチンカンなドカティー夫人に入荷した荷物をめちゃくちゃにされてしまうのだ。
本人には悪気が無いだけに困ったもので、今日も行くなりやらかしていた。
ノーマン(エイサ・バターフィールド)、メグシー(リル・ウッズ)、ビンセント(オスカー・スティア)の
3人の子どもたちは揃って農場の手伝いをしている。
牛や山羊、豚やにわとりなど、たくさんの生き物の世話をしなくてはならないのだ。
そして、父は戦争に行ったままだった。
そんな中、いとこのシリル(エロス・ヴラホス)とセリア(ロージー・テイラー=リットソン)の兄妹が
都会のロンドンからグリーン家へ疎開してきた。
だが、3人+2人は会うなり大喧嘩をしながら、家中で騒ぎの嵐を起こしていた…
本当に豚が空を飛んでいました(^^ゞ
童話を原作にオリジナルストーリーを創り上げたとっても楽しいファンタジーです。
ここ最近、切なくて胸がギューとなる作品が続いたので、
無邪気に楽しめるものが観たいとチャレンジしました。
相変わらずキテレツな特殊メイクをしたエマ・トンプソンの化けっぷりと、
コミカルさがいっぱいのストーリー展開に思わず笑わされてしまいました(^^ゞ
今回も子どもたちは出だしに思いっきり怒られます。
何せママの言うことなど全く耳に届かずに、家を壊さんばかりの勢いで暴れてばかり。
とうとうママの手に負えなくなった時、ナニー・マクフィーが登場するのです。
すると、けんかもベッドで仲良くベッドを分け合うのも丸く納まって、ママは大感動です。
でも、主人が不在のグリーン家の農場を狙って、義兄のフィル(リス・エヴァンス)が罠を仕掛けてきます。
大切な子豚も逃がされて大変なことに…
その罠にナニー・マクフィーの協力(?)を得た子ども達が立ち向かっていくのです。
少しずつ心が成長していく彼らの素直な姿が可愛かったです。
とても、ほっと出来る楽しさでした(^^)
この作品の脚本も手がけたエマ・トンプソンがこの童話の世界を愛するのも分かるなと思いました。
観終わった時、終わる前にスクリーンで楽しめて良かったなとニッコリした1本です。
監督:スザンナ・ホワイト 出演:エマ・トンプソン マギー・ギレンホール リス・エヴァンス エイサ・バターフィールド リル・ウッズ オスカー・スティア ロージー・テイラー=リットソン エロス・ヴラホス マギー・スミス ユアン・マクレガー レイフ・ファインズ
2010年 イギリス/フランス/アメリカ 原題:NANNY McPHEE RETURNS/NANNY McPHEE & THE BIG BANG
(20110729)
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公式サイトはこちらへ http://tobu-kobuta.jp/