『シュレック』シリーズのキャラクター“長ぐつをはいたネコ”プスを主人公にしたアニメです。
予告編を観た時から、ふさふさした毛皮に触りたい~と思いながら観ていました(^^ゞ
シンプルで魔法がいっぱいの世界で繰り広げられる物語が無邪気に楽しめるような作品でした。
ネコとたまごの友情は一筋縄では行きませんでした~
ハイウッド版ではアントニオ・バンデラスが声を演じている長靴をはいた猫・プスを主人公にした物語です。
あのプスがなぜお尋ねものになったのか、その過去が明らかにされます。
捨て猫だったところを心優しい女性に拾われたこと。
そこは孤児がたくさんいる家で、プスの運命を変えることになったハンプティ・ダンプティと出会うこと。
そして、唯一無二の親友だったハンプティ・ダンプティとどうして仲違してしまったのか。
その過去の物語と合わせて、現代の物語が“ジャックと豆の木”のアレンジで語られていきました。
豆の木の冒険シーンは楽しかったです。特に蒔いて豆が成長するシーンは圧巻です~
あのどんどん伸びて行くシーンや空の上で遊ぶシーンはもっと観ていたかったです。
不思議な天空の城の内部ももっと観ていたかったかも。
でも、観客の子供たちにとっては、気圧の関係で声が変わっているところが楽しそうでした(^^ゞ
物語はわりとシンプルですけど、ハンプティ・ダンプティのキャラクターが凄かったです。
かなりのひねくれ者で、プスを自分の都合のいいように騙したのに自分が裏切られたと逆恨みするし…
物語を動かしていたのは一筋縄ではいかない彼のキャラクターです。
あまりにもひねくれているので、本来の“ハンプティ・ダンプティ”ってどうだったかなあと
ちょっと気になってしまいました^^;
全体的には軽快なダンスを披露してくれるようなラテン系のノリが楽しかったです。
絵も可愛くて、ふわふわの毛並みは思わず触ってみたくなりました~
大人から子供まで楽しめる、ファミリーにはぴったりの1本です。
監督:クリス・ミラー 日本語の声の出演:竹中直人 勝俣州和 本田貴子 辻親八 津田真澄 山像かおり
2011年 アメリカ 原題:PUSS IN BOOTS
(20120325)
→
公式サイトはこちらへ http://www.naganeko.jp/