ミシェル・ウィリアムズのマリリンはとても美しくて可愛かったです~
コリン・クラーク(エディ・レッドメイン)は映画に憧れている23歳の青年です。
彼は名家の末っ子ですけど、親に与えられたものではなくて自分で仕事を見つけようとします。
そして、もちろん大好きな映画業界に入りたいと思っていました。
そんなある日、コリンは仕事が欲しいと通いつめていた事務所でスタッフとしての能力を認められ、
ローレンス・オリヴィエ(ケネス・ブラナー)監督&主演の『王子と踊子』の助監督に採用されます。
その映画の主演女優は今をときめく映画スターのマリリン・モンロー(ミシェル・ウィリアムズ)です。
コリンは憧れの映画業界で一番好きな女優の傍で仕事が出来ると、喜び勇んでスタジオ入りしました。
今の夫であるアーサー・ミラーと共にイギリス入りしたマリリンを見てコリンはうっとりします。
でも、やがて彼女の遅刻癖や荒れた生活を垣間見るようになり、彼女の現状に心を痛めるようになります。
彼女にとって映画スターの自分は虚構の人物であり、本当のマリリンは愛されることを渇望して
いつも怯えている、とても寂しい気持ちを抱えた女性だったのです。
そんな彼女の真実を知ったコリンは、もう彼女を守って味方になるしかありませんでした。
それにしても、予想よりもピュアな物語でした。
マリリンが幼少の頃から苦労を重ねた悲劇の人というのは有名な話でしたけど、
彼女を題材にこんなに優しい気持ちになるラブストーリーになっているとは思っていませんでした(^^ゞ
彼女の抱える痛みと可愛さにはミシェル・ウィリアムズの演技力と柔らかい雰囲気はぴったりですね。
また、マリリンを純粋に想うコリン役のエディ・レッドメインのピュアな佇まいも良かったです。
そして、何と言ってもイギリス映画界の名俳優が揃っていて、映画の撮影シーンも含めて
とても見応えがありました。
ミシェル・ウィリアムズの歌の上手さも印象に残りました。
観終った時。彼女がマリリン役に選ばれたのも分かるなあと思ったのと同時に
こんなにマリリンが苦労して頑張った作品なら『王子と踊子』を観ておかなくちゃと感じた1本です。
監督:サイモン・カーティス 出演:ミシェル・ウィリアムズ エディ・レッドメイン ケネス・ブラナー ドミニク・クーパー ジュディ・デンチ ゾーイ・ワナメイカー ジュリア・オーモンド エマ・ワトソン
2011年 イギリス/アメリカ 原題:MY WEEK WITH MARILYN
(20120329)
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公式サイトはこちらへ http://marilyn-7days-love.jp/