不思議なエネルギーから生まれた生き物と小学生たちとの絆を描いたSFファンタジーです。
世界的ポップアーティストの村上隆さんが初監督ということで、
どのような世界を見せてくれるのか楽しみにしていました。
とても可愛い不思議な生き物“くらげ坊”のパワフルな活躍が楽しくてワクワクするような物語でした(^^)
“くらげ坊”と友達になりたい~と思ってしまいました(^^ゞ
一人の小学生とお母さんが引越してくるところから始まる物語です。
夏の近付いてきたある日のこと。小学生の正志(末岡拓人)とお母さん(鶴田真由)が
田んぼのの緑が美しい小さな田舎町に引越して来ました。
実は二人は震災でお父さん(津田寛治)を亡くし、二人で再出発をしようと決心したのです。
幸いこの町にはお母さんの弟・直人(斎藤工)の勤める研究所があって近くに住んでいました。
翌日、二人で新しい小学校へ挨拶に行った後、母と別れて家に戻った正志は
家の中が荒らされていることに気付いてビックリしました。
何かの気配を感じて恐る恐る部屋へと入ってくると、彼はダンボールに入った奇妙な生き物を見つけます。
その食いしん坊の生き物が食べ物を求めて部屋を荒らしてしまったのです。
その生き物の可愛さに魅了された正志は、お母さんに見つからないように生き物を外へ連れ出すと
いつの間にか“くらげ坊”と名付けて、すっかり遊び友達になってしまいます。
そうして昼間は楽しく過ごした正志ですけど、実は心の中に大きな悲しみと怒りを抱えていました。
震災で父と家を失ったのです。
そして、その隠された心は正志の叔父である直人の勤める研究所を大きく揺るがすものになっていきました。
それにしても、CGで作られた生き物“ふれんど”たちが可愛かったです~
よく観ると怖い物もいるのですけど、みんな愛嬌があって楽しいのです。
そして、“いつまでも裏切らない友達”として子供たちの側に居る“ふれんど”が争いのためではなく
子供たちのかけがえのない存在になっていく展開はちょっと羨ましかったです(^^ゞ
エンドロール後の映像を観終わった時、え~これは本当に!?と思ってしまった1本です。
監督:村上隆 出演:末岡拓人 浅見姫香 窪田正孝 斎藤工 染谷将太 黒沢あすか 鶴田真由 津田寛治
2013年 日本
→
公式サイトはこちらへ http://mememe.gaga.ne.jp/追伸
この映画は試写会で観ました。公開は4月26日以降の予定です。