ジェラルド・バトラーとジョニー・ウェストンのコンビは最高に素敵でした~
幼い少年が波に魅せられるところから始まる物語です。
ある夕方のこと。8歳のジェイは幼馴染のキムの飼っている犬を助けようとして、荒れた海に落ちました。
波の威力にもまれるだけで泳ぐこともできず絶体絶命になった時、一人のサーファーが救出してくれます。
そのサーファー、フロスティ(ジェラルド・バトラー)はジェイに、危険な海に近付くなと叱りました。
でも、ジェイが波の間隔を数えていたことを知ると、ちょっと顔付きを変えます。
そして、二人の家が実は近所だったことを知り、二人は笑顔で別れました。
翌日、ジェイはサーフィンをしたいと本気で思い始めます。
早速、家の物置にあった壊れたボードを自力で修理して海に挑み、波に魅せられます。
そして7年後、初めてサーフィンをした時に出会った男の子と親友になったジェイは、
海にいる時が一番幸せというような少年に成長していました。
それにしても、真っ直ぐに好きなことへと向かっていく少年の笑顔は眩しいですね~
あまりにも輝いているので、その笑顔を曇らせたくないと思ってしまいます。
そして、その笑顔はサーフィンをしている時が一番キラキラしていました。
でも、彼は難しい家庭環境で育ちました。
父が去って酒びたりの日々を送る母(エリザベス・シュー)に女手一つで育てられています。
ただし、酒のために遅刻欠勤を繰り返すので、なかなか仕事が長続きしません。
低賃金のウエイトレスなどを転々としているので、いつも貧乏です。
アルバイトをしているジェイにまで、お金を借りてくるような始末です。
そんな日々の中で、辛い気持ちに溢れるとジェイはボードを抱えて海に駆けていきます。
海は好きなだけでなく、唯一の憩いの場だったのだろうなと感じました。
そして、幻の大波“マーヴェリックス”へと気持ちを真っ直ぐに向けていく姿に、
これは誰にも止められないなあと感じました。
海を愛し、海に散ったジェイの姿はとても輝いていました。
観終った時、サーフィンをしたことの無い私でも、波の魅力がちょっと分かったかもと思った1本です。
監督: 出演:ジェラルド・バトラー ジョニー・ウェストン エリザベス・シュー アビゲイル・スペンサー レヴェン・ランビン
2012年 アメリカ 原題:CHASING MAVERICKS
(20130628)
→
公式サイトはこちらへ http://www.disney-studio.jp/movies/mavericks/