やっぱり楽しい生活には惹かれるよね~と思いながらキラキラした世界を見ていました。
とある朝から始まる物語です。
マイク(チャニング・テイタム)は、昼間は肉体労働で地道に働き、夜は男性ストリップクラブのダンサーとして
煌びやかなステージでライトと女性たちの嬌声に囲まれるような生活を送っていました。
彼の中には色々なビジネスの計画がありますが、それだけでは食べていけません。
生活の糧とビジネスを始めるための貯金のためにマイクは夜のクラブで踊っていました。
その日、昼間の仕事に出たマイクは、現場でバイトに来たアダム(アレックス・ペティファー)と出会います。
彼は自分が何をしたいのかまだ決めかねているような19歳の少年でした。
その夜、偶然に再会したマイクは、頼りなさげなアダムを自分のクラブへと連れて行きます。
彼のキャラクターが女性に人気になりそうだということを感じたのです。
その日、ショーの小道具係として舞台裏に入ったアダムは、偶然のトラブルから急遽ステージに上がります。
グラブを仕切っているダラス(マシュー・マコノヒー)は観客がアダムを喜んで受け入れたのを見て
ダンサーとしてスカウトします。
それは、アダムにとっても、そしてマイクにとっても後の人生を変える出来事になっていきました。
それにしても、何だかおしゃれな雰囲気を感じる作品でした。
よく考えてみれば、ステージが終わった後の女の子たちとの一夜の遊びを毎日のように繰り返している時点で
しょうもない主人公たちだなとは思ってしまうのですけど、
彼らが真剣にステージに向かっているところには本気を感じます。
ショーのシーンはその気持ちそのままに、映像も音楽もカッコ良くて華やかなステージを映し出していました。
そこはこの監督さんの上手さなのかなとちょっと感じました。
一方で、そのままではいけないと感じているマイクと、
この快楽の世界にどっぷりとつかっていくアダムとの対比が興味深かったです。
自分の行動に節度を設けられるマイクとは違って、酒、女、ドラッグとどんどん落ちていくアダムは
ほんの3ヶ月で人が変わったようになっていきます。
その変化に、マイクをこの世界から引かせたのは彼の存在だったのも納得だなと感じました。
マイクを演じたチャニング・テイタムのダンスの上手さは見応えがありました。
また、マシュー・マコノヒーの圧倒的な存在感にもびっくりでした。
ラスト近くのダンスは凄いです。あと、エンドロールの終わりまで歌で楽しませてくれます。
あの役を堂々と演じられるなんて、さすがの役者魂を感じてしまいました(^^ゞ
観終わった時、爽やかさとちょっぴりほろ苦さを感じる青春ドラマだったなと感じた1本です。
監督:スティーヴン・ソダーバーグ 出演:チャニング・テイタム アレックス・ペティファー マシュー・マコノヒー コディ・ホーン オリヴィア・マン マット・ボマー ジョー・マンガニエロ ケヴィン・ナッシュ アダム・ロドリゲス ライリー・キーオ
2012年 アメリカ 原題:MAGIC MIKE
(20130807)
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公式サイトはこちらへ http://magic-mike.jp/