この子の二人の父がとてもいい人でよかったなあと思いながら観ていました(^^ゞ
人類の運命を担う男の子の誕生から始まる物語です。
地球から遠く離れた惑星クリプトンで一人の男の子カル=エルが自然分娩の末に誕生しました。
クリプトン星は人口管理が厳密にされている星で、どんな役割を担うかによって
遺伝子から人工的に新生児が作られています。
そんな中、自分の子供には人生の自由な選択をという両親の希望で極秘に生まれたのが彼でした。
でも、この惑星クリプトンには最後が近付いていました。
高度な科学技術を持ち、多くの移民を宇宙に送った歴史の星でしたが、資源の枯渇と無謀な開発で
壊滅させるほど星を壊してしまったのです。
科学者だった父ジョー=エル(ラッセル・クロウ)は息子に全てを託し、彼一人でも救おうとします。
そこに、ジョー=エルと意志を異にしたゾッド将軍(マイケル・シャノン)が乗り込んできました。
それにしても、見応えのある作品でした~
異性人の世界も、広い宇宙も、そして、壮絶な戦いも、見事に美しい映像で描かれています。
この映像だけでもスクリーンで観て良かったなあと思いました。
また、運命に悩みながらも自分の誠実な心と向き合おうとする主人公の姿に惹かれました。
二つの星との架け橋となる運命を背負わされた男の子カル=エル。
彼は両親の切なる希望と共に地球へ送られます。
そして、彼の宇宙船を発見した農夫のケント夫妻(ケヴィン・コスナー、ダイアン・レイン)に
自分の子として大切に育てられました。
でも、彼の異星人としてのパワーは絶大で、子供の頃から様々な奇跡を起こしてしまいます。
そんな彼に育ての父ジョナサン・ケントはいつか人類が認めてくれる時が来るまで
その力を隠すようにと厳しく躾けます。
自分の命を投げ打ってもその教えを守らせようとした父の姿には胸を打たれました。
また、そんな深い愛情で育てられたクラーク・ケントの姿は観ている者にも絶大な信頼感を与えてくれました。
そして、何と言ってもクラークを演じたヘンリー・カヴィルがカッコ良かったです~
戦っている姿も苦悩している姿も絵になっていて、彼こそ新スーパーマンだなと納得でした。
全体的にもストーリーも映像も役者も揃っていて、夏の終わりに観るにはぴったりの作品でした。
観終った時、早く続編が観たいなあと願った1本です。
監督:ザック・スナイダー 出演:ヘンリー・カヴィル エイミー・アダムス マイケル・シャノン ケヴィン・コスナー ダイアン・レイン ローレンス・フィッシュバーン アンチュ・トラウェ アイェレット・ゾラー クリストファー・メローニ ラッセル・クロウ
2013年 アメリカ 原題:MAN OF STEEL
(20130907)
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公式サイトはこちらへ http://wwws.warnerbros.co.jp/manofsteel/index.html