バットが折れたのに、まだ足りないって!?と目が丸くなってしまいました~
妻の運転する車に一家4人が乗って新しい家へと向かっているところから始まる物語です。
フレッド(ロバート・デ・ニーロ)は元マフィアで、元ファミリーたちに命を狙われていました。
10年ほど前に、FBIに協力して仲間たちを売ったのです。
FBIの保護の元、アメリカのブルックリンを出てフランスへたどり着いた一家は、
正体を隠すためにフランス各地を転々としていました。
その夜、今回の家があるノルマンディーに着いた一家は設備や届いていない荷物に文句を言い始めます。
それでも、子供たちは明日から新しい学校へ行かなくてはなりません。
姉ベル(ダイアナ・アグロン)、弟ウォレン(ジョン・ディレオ)は不満げな顔をしながらも
自分たちに割り当てられた部屋へと向かいました。
妻マギー(ミシェル・ファイファー)がフレッドに荷物を運ぶかと尋ねると、明日でいいという答えが返ってきます。
でも、フレッドが愛犬と一緒にこっそりと外に出て車のトランクから荷物を出すと、それは男の遺体でした。
実は前の家で自分を騙した男を殺していたのです。
そして、フレッドは裏庭に男の遺体を埋め始めました。
それにしても、何だか普通そうでいて変な家族でした(^^ゞ
見た目は普通なのに、沸点に達すると激しいのです~
元マフィアという主人公がいきなり殴るとかは分かるのですけど、
妻はバカにされるとすぐにスーパーを爆破してしまいますし、娘も父譲りの激しさを発揮します^^;
一番賢いのは、見た目は地味だけど人間関係を見抜くのは抜群の弟でしょうか。
でも、人のウィークポイントをついているようでいて、人間関係の深さに負けてしまうところが面白かったです。
でも、この家族はきちんと良識と怖さも知っている人たちなのですよね。
だからこそ、そんな彼らの家へマフィアの殺し屋たちが大挙して登場するところは怖かったです。
そして、必死に闘う展開にはドキドキしました~
やっぱりロバート・デ・ニーロはこういう役が似合うなあとしみじみ思いました。
観終わった時、またこの家族を観てみたい!と思った1本です。
監督:リュック・ベッソン 出演:ロバート・デ・ニーロ ミシェル・ファイファー トミー・リー・ジョーンズ ダイアナ・アグロン ジョン・ディレオ ジミー・パルンボ ドメニク・ランバルドッツィ
2013年 アメリカ/フランス 原題:THE FAMILY/MALAVITA
(20131119)
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公式サイトはこちらへ http://www.malavita.jp/