押井守監督の代表作、機動警察パトレイバーの最新シリーズを実写で映画化した近未来SFです。
本当に人が乗れるパトレイバーの実写って楽しそうだなあと気になっていました。
相変わらずの雰囲気に思わず笑ってしまうような特車二課の日常が描かれていました~
三代目たちもいろいろ大変!?と思いながらも、彼らのドタバタな日々にワクワクしました(^^ゞ
一時は活躍していたレイバーも、不況により激減してしまった日本では、
パトレイバーを有する特車二課も人員&経費削減の波に襲われていました。
特にレイバーは部品の保障期間も危ういくらいに古くなり、日々のメンテナンスは必須です。
動かすにも経費がかかるため、練習はほとんど出来ない状況です。
しかも、特車二課の隊員たちの勤務は激務です。
第一小隊が解散され第二小隊だけが残された特車二課は、何と言っても拘束時間が半端無いのです。
自由時間なんてほとんどありません。
また、食生活も近所の中華かコンビニ弁当かインスタント食品だけで、休日でもアルコールはダメです。
それでも、特車二課を支えるために日々彼らは頑張ってしました。
そんな中、後藤田隊長(筧利夫)が本庁へ呼ばれます。
実は特車二課が不要ではないかという不穏な噂が流れていて、今回はその話ではないかと
隊員たちはひそひそ話しています。
そして、その日も鬼の居ぬ間にのんびりしていると、久々の事件が起きてしまいました。
それにしても、やっぱり独特の世界ですね~
ゆるくて、でもシビアで、細かいところがリアルです。
勤務体系がどれほど大変なことになっているかとかも詳しく説明してしまいます。
でも、何だか可笑しさを感じるシーンもあって、ニッコリさせられます。
特に特殊な調理法のカップラーメンの山に無く隊員のシーンには、思わず笑ってしまいました(^^ゞ
そして、何と言ってもレイバーを実写で見られるのは楽しいですね~
まあ、設定が技能的にも経費的にもほとんど動かせないのですけど、立っている姿だけでも楽しいです。
出来たら、もっと動くシーンが観たいなあと思ってしまいます。
でもまあ、何かの陰謀が起きて特殊二課存亡の危機になった時に動くのかも知れませんね。
ラストの後藤田隊長の言葉が気になりました。
思わず教えてよ~と思いながら観終わった1本です。
監督:押井守 出演:真野恵里菜 福士誠治 太田莉菜 堀本能礼 田尻茂一 しおつか こうへい 藤木義勝 筧利夫 千葉繁
2014年 日本
(20140406)
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