映像と物語の世界の美しさにすっかり魅せられました~
昼間に生きるものと夜に生きるもの、そしてその間の仄かな光の中で生きるものという
3種の生きものたちが太陽と月を守りながら暮らしている世界を描いた物語です。
明日は太陽と月の守り手が新たに任命される特別な日です。
守り手たちは世界の調和を維持する大切な役目を負います。
前任者から選ばれたものが生涯をかけて守護者になるため、誰もが次の選出を気にしていて
この日を楽しみにしていました。
夜に暮らす生きものの男の子ミューンは、色々な生き物たちと仲が良くて元気に飛び回ってるいたずらっ子。
今日も次の月の守り手となる実力者の邪魔をして、怒られてしまいます。
罰として家に謹慎するように言われますけど、やっぱり次の守護者が選ばれるイベントを見逃すにはいきません。
こっそりと家を抜け出すと、みんなが集まっているスタジアムにもぐりこみました。
次の守護者は簡単に決まるはずでした。
予想通り太陽の守護者が選ばれ、次は月の守護者が選ばれそうになった時、ミューンがステージへ飛び出してしまいます。
すぐに引っ込もうとした彼でしたけど、なぜか前任の守護者に認められた彼は次の月の守護者に選ばれます。
でも、守護者としての知識を持たない彼は、どうしたらいい解らずに戸惑うばかりでした。
それにしても、美しい作品でした~
不思議な世界で、別の星の神話を読んでいるような気持ちでスクリーンを見つめていました。
予備知識無く観に行ったので、その世界観に出だしはちょっと戸惑いましたけど、
キャラクターの可愛さと絵の美しさに、すっかり夢中になってしまいました(^^ゞ
そして、この美しい世界はずっと心の中に残っているだろうなあと感じました。
フランスのアニメーションはあまり見る機会はありませんでしたけど、
こういう素敵な作品をどんどん観たいと思いました。
観終った時、もしちゃんと公開されたら、もう一度スクリーンで観てみたいなあと感じた1本です。
監督:アレクサンドル・ヘボヤン、ブノワ・フィリッポン
2014年 フランス 原題:Mune, le gardien de la lune
(20150321)
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東京アニメアワードフェスティバル2015の公式ホームページはこちらへ http://animefestival.jp/screen/list/1348/→英語版の予告編はこちらへ
https://youtu.be/AbHXQRiY3H8