ジョージ・ミラー監督が3作目から30年ぶりに創り上げたシリーズ最新作です。
前3作は未見でしたけど、今作の評判がいいのでチャレンジしてみました。
圧倒的な映像と俳優陣の演技の迫力に、思わず魔界に引き込まれるように魅入られてしまいました。
何と言ってもシャーリーズ・セロンが凄かったです~
核戦争が起きて地球が汚染と異常気象に見舞われた未来の物語です。
砂漠化した地に住む人々はガソリンと水を求めて暴徒化し、暴力で制した者が支配する世界が広がりました。
マックス(トム・ハーディ)は家族を失って狂気に囚われながらも、独り砂漠の旅を続けていましたが、
とうとうイモータン・ジョー(ヒュー・キース=バーン)の手下に捕らわれて、軍団の砦へ連れ去られました。
マックスが囚われて間もなく、軍団のフュリオサ大隊長(シャーリーズ・セロン)が反乱を起こし脱走します。
怒りにかられたイモータン・ジョーはすぐに砦中に命令を下し、彼女のトラックを追いかけ始めました。
新鮮な血液のタンクとして囚われの身になったマックスは、移動する兵士に血を送るため、
強制的に血を抜かれながら疾走する車の前に縛り付けられます。
でも、戦いの中で車は大破し、マックスは鎖を解き放つことに成功しました。
それにしても、映像が鮮やかですね~
出だしの砂漠の風景から、その美しさにハッとしました。
(マックスが狂気に捕らわれて幻覚を観ているシーンはホラーですけど^_^;)
そして、そこではひたすら強烈な闘いが繰り広げられていきました。
主人公のマックスだけでなく、登場するキャラクターは誰もが狂気に捕らわれているようです。
でも、人は狂気の中でも希望を夢見なければ生きていけません。
そして、生きるための希望が絶望を超えた時、命を賭けた闘いが生まれていきます。
そんな主人公たちの爆発的なパワーがスクリーンからあふれ出て来るように感じました。
死に満ちた物語なのに、明日への元気をもらった気分になりました。
観終った時、鮮やかな砂漠と満身創痍のシャーリーズ・セロンの姿がしばらく心に残るだろうなと感じた1本です。
監督:ジョージ・ミラー 出演:トム・ハーディ シャーリーズ・セロン ニコラス・ホルト ヒュー・キース=バーン ゾーイ・クラビッツ ロージー・ハンティントン=ホワイトレイ ライリー・キーオ アビー・リー コートニー・イートン ジョシュ・ヘルマン ネイサン・ジョーンズ
2015年 アメリカ 原題:MAD MAX: FURY ROAD
(20150623)
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公式サイトはこちらへ http://wwws.warnerbros.co.jp/madmaxfuryroad/