石井あゆみ著の同名コミックを元にしたテレビドラマから映画化になった作品です。
テレビシリーズのラストは映画へという流れなので、ドラマを観ていた私は観なくてはと思っていました。
主人公サブローの強い想いは、時代を超えて平和な世界へと続いていました。
サブローっていい奴だなあと思いながら観ていました。
織田信長として生きることとなったサブロー(小栗旬)は平和のために天下統一を目指していました。
安土城も造り上げて平和へ近付いたと思った時、自分と同じように未来から来た松永(古田新太)から
信長はもうすぐ死ぬと教えられます。見せられた教科書にもそのように書いてありました。
自分の運命に落ち込むサブローでしたけど、帰蝶(柴咲コウ)に未来からタイムスリップしてきたと話すうちに
その運命に抗ってみようと思い始めます。
しかし、運命は歴史の教科書通りに動いて行きました。
それにしても、大ヒットしましたね~ 何でこの作品が大ヒットしたのだろうと考えていました。
やっぱりキャラクターがいいのですね。
サブローは歴史の教科書もほとんど読んでいないような高校生でしたけど、
戦国時代に来て平和の大切さを実感します。
そんな少年が真っ直ぐに平和へ向かって行こうという気持ちは、観ている方にも伝わって来ました。
安心できる優しいラストも観ていて心地良かったです。
観終った時、こんなに平和を求める気持ちが熱い作品が大ヒットしているのに、
世界が争いへと向かっているのは何故だろうなあと考えてしまった1本です。
監督:松山博昭 出演:小栗旬 柴咲コウ 向井理 古田新太 濱田岳 高嶋政宏 藤ヶ谷太輔 水原希子 でんでん
2016年 日本
(20160228)
→
公式サイトはこちらへ http://nobunaga-concerto-movie.com/