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ヒストリー・オブ・バイオレンス [は行]

最後までドキドキさせられるストーリーでした!

都会から離れた田舎町で小さな食堂を営んでいるトム・ストールは
妻エディと二人の子供を持つ、ごく普通の男だった。
しかし、強盗犯から自分の店を守ったことでメディアに取り上げられてから
彼の人生が変わってしまう。
彼の存在を知ったギャングが、遠い都会から彼を訪ねてきたのだ。
ギャングは彼のことを“ジョーイ”という名で呼びながら
彼と彼の家族を付け狙い始めた…

あらすじだけを聞くと、なんか観たことあるかなあと思うようなストーリーですが
でも、そこはデビッド・クローネンバーグ監督。
観ている者の予想を微妙に裏切っていくような展開が面白かったです。

ギャングたちが出てきてから物語のスピードが増してきて
このストーリーは一体どこへ行き着くのだろう…?とドキドキしていました。
トムは一体何者なのか?そして、夫婦の愛の行方は…?
そして、ここで終わるのですか…!?と思わせるラストシーン。
その後の余韻の中で、頭の中がぐるぐる回ってしまいました。

それにしても、ヴィゴ・モーテンセンがとてもかっこ良かったです!
エド・ハリスやウィリアム・ハートと対峙しても負けてない存在感がありました。
迫力があるのでちょっと怖いけれど、でも彼にはやっぱりアクションが似合うなあと
改めて思ってしまいました。

観た後、う~ん自分だったらどうだろうなあと考えさせられてしまった1本です。


(060412)


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