素晴らしき存在 ～イタリア映画祭2013より～ [さ行]
「あしたのパスタはアルデンテ」のフェルザン・オズペテク監督の最新作です。
前作が繊細で優しい愛を感じる作品だったので、今度はどんな物語だろうかと楽しみにしていました。
夢と現実の狭間で恋や将来に悩みを抱える一人の青年の姿が心をくすぐってくる、
ちょっと切ないけれど優しい愛を感じるような物語でした。
不思議な彼らの存在がとても愛おしくなるような物語でした。
一人の青年がローマでアパートを決めるところから始まる物語です。
役者を目指している28歳のピエトロ（エリオ・ジェルマーノ）はローマで成功するという夢を持っています。
今はパン屋で夜勤をしている毎日ですけど、将来は役者で身を立てて行きたいと願っていました。
そして、仲良しのはとこのアパートから独立をするためにアパートを探し始めました。
かなり古いけれど交通の便の良いアパートを見つけた彼は、そこをとても気に入ります。
荷物を取りに来た前の居住者の様子が、半べそをかきながら言葉にも出来ない状況に、
ちょっと変な人だなと思いつつも深くは気に留めなかった彼は、早速、契約を結びます。
手先の器用な彼は家の修繕も得意で、空き時間を使ってはタイルの修理や壁紙の貼り直しをして
ようやく引越ができる状況になりました。
アパートへご機嫌で移ってきた彼が気持ち良く寝ていると、夜中にふと目を覚まします。
人気の無いはずの部屋に、何故かいくつもの気配を感じ始めたのです。
昼間から鏡に変な人影を見つけていたこともあって、恐怖に部屋を飛び出した彼は、
姉御肌のはとこを呼んで部屋の様子を見て貰い、そのまま一晩泊まってもらいました。
そして翌朝、彼女が仕事へ向かおうとした時、突然に正装をした男女たちやメイド服の女性が現れます。
でも、彼らははとこの目には映ってはいませんでした。
それにしても、ちょっと不思議で面白くて切ない物語でした。
部屋の中に外に出ることが出来ないと主張する劇団員たちの幽霊たちがいるのです。
彼らはほとんどの人に見えませんが、何故かピエトロにだけは見えるのです。
彼らが外に出ることが出来ない理由や、何故彼にだけ見えるのかについては明確な説明はありません。
でも、恋にも仕事にもダメダメなピエトロの優しさが彼らの人生に触れた時、事態は動いていきます。
それはピエトロにも幽霊たちにも大きく運命を変えるような出来事になっていきました。
人生上手く行かなくても美味しい食べ物と優しい気持ちがあれば素敵なことが起きそうだなと
ちょっと癒される気持ちになりました。
観終った時、こんな存在になら遭ってみたいなあとしみじみと思った1本です。
監督：フェルザン・オズペテク 出演：エリオ・ジェルマーノ パオラ・ミナッチョーニ ヘッペ・フィオレッロ マルゲリータ・ブイ ヴィットリア・プッチーニ ジェム・ユルマズ クラウディア・ポテンツァ アンドレア・ボスカ アンブロージョ・マエストリ マッテオ・サヴィーノ アレッサンドロ・ローヤ
2012年 イタリア 原題：Magnifica presenza
→「イタリア映画祭2013」公式サイトはこちらへ http://www.asahi.com/italia/2013/
前作が繊細で優しい愛を感じる作品だったので、今度はどんな物語だろうかと楽しみにしていました。
夢と現実の狭間で恋や将来に悩みを抱える一人の青年の姿が心をくすぐってくる、
ちょっと切ないけれど優しい愛を感じるような物語でした。
不思議な彼らの存在がとても愛おしくなるような物語でした。
一人の青年がローマでアパートを決めるところから始まる物語です。
役者を目指している28歳のピエトロ（エリオ・ジェルマーノ）はローマで成功するという夢を持っています。
今はパン屋で夜勤をしている毎日ですけど、将来は役者で身を立てて行きたいと願っていました。
そして、仲良しのはとこのアパートから独立をするためにアパートを探し始めました。
かなり古いけれど交通の便の良いアパートを見つけた彼は、そこをとても気に入ります。
荷物を取りに来た前の居住者の様子が、半べそをかきながら言葉にも出来ない状況に、
ちょっと変な人だなと思いつつも深くは気に留めなかった彼は、早速、契約を結びます。
手先の器用な彼は家の修繕も得意で、空き時間を使ってはタイルの修理や壁紙の貼り直しをして
ようやく引越ができる状況になりました。
アパートへご機嫌で移ってきた彼が気持ち良く寝ていると、夜中にふと目を覚まします。
人気の無いはずの部屋に、何故かいくつもの気配を感じ始めたのです。
昼間から鏡に変な人影を見つけていたこともあって、恐怖に部屋を飛び出した彼は、
姉御肌のはとこを呼んで部屋の様子を見て貰い、そのまま一晩泊まってもらいました。
そして翌朝、彼女が仕事へ向かおうとした時、突然に正装をした男女たちやメイド服の女性が現れます。
でも、彼らははとこの目には映ってはいませんでした。
それにしても、ちょっと不思議で面白くて切ない物語でした。
部屋の中に外に出ることが出来ないと主張する劇団員たちの幽霊たちがいるのです。
彼らはほとんどの人に見えませんが、何故かピエトロにだけは見えるのです。
彼らが外に出ることが出来ない理由や、何故彼にだけ見えるのかについては明確な説明はありません。
でも、恋にも仕事にもダメダメなピエトロの優しさが彼らの人生に触れた時、事態は動いていきます。
それはピエトロにも幽霊たちにも大きく運命を変えるような出来事になっていきました。
人生上手く行かなくても美味しい食べ物と優しい気持ちがあれば素敵なことが起きそうだなと
ちょっと癒される気持ちになりました。
観終った時、こんな存在になら遭ってみたいなあとしみじみと思った1本です。
監督：フェルザン・オズペテク 出演：エリオ・ジェルマーノ パオラ・ミナッチョーニ ヘッペ・フィオレッロ マルゲリータ・ブイ ヴィットリア・プッチーニ ジェム・ユルマズ クラウディア・ポテンツァ アンドレア・ボスカ アンブロージョ・マエストリ マッテオ・サヴィーノ アレッサンドロ・ローヤ
2012年 イタリア 原題：Magnifica presenza
→「イタリア映画祭2013」公式サイトはこちらへ http://www.asahi.com/italia/2013/
ＨＩＲＯＭＩさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました！
by non_0101 (2013-04-29 20:00)
月夜のうずのしゅげさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました！
by non_0101 (2013-04-29 20:00)
beamuseさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました！
by non_0101 (2013-04-29 20:03)
まぁくんさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました！
by non_0101 (2013-04-29 20:03)
ブラザー★ボブさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました！
by non_0101 (2013-04-29 20:05)
西湘の風０８２９さんへ
こんばんは。niceをありがとうございました！
by non_0101 (2013-04-29 21:38)
＠ミックさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました！
by non_0101 (2013-04-29 22:01)