県庁の星 [か行]
どうしようかなあと思っていたのですが、人気なので観てきました。
県庁で働く野村は、マニュアルで仕事をこなし、特技は書類作りというエリート公務員。
人は人の上に人を作るという信条のもと、出世することだけに人生を懸けていた。
そのためにも総額200億円というビッグプロジェクトのメンバーに入り
成功させなくてはならない。
そのビッグプロジェクトのために行なわれることになった、民間との交流研修メンバーにも選ばれ
出世への道は明るく感じていた。
しかし、研修が始まってみると研修先は三流スーパーで、しかも研修担当は年下のパート店員。
マニュアルも無く仕事の覚えようも無いと感じた野村は、
ただひたすら自分のキャリアに傷が付かないようにのみ働いていた。
そんな彼には、スーパーの従業員たちが打ち解けることも無く
彼の一方的な努力も空回りする毎日だった…
お勉強による知識だけで自分を過信していた男が、体験して考えることの大切さや
マニュアルだけでは測れない人間の深さなどを知り、やがて自己改革をしていく…
そんなお話だなあと思いました。
ただ、実は主人公の野村も、研修先のスーパーも、そして県庁もみんなダメダメで
みんなまとめて改善されていくところが面白かったです。
ただし、主人公とスーパーは大きく改善されていったのに対し、県庁はちょっとだけです。
やっぱり権力は金と繋がっているので、権力者は金の動くほうにしか行かないのです。
そんなところも、ちょっと現実的っぽかったです。
でもやっぱり、主人公二人の輝きが作品の一番の魅力かなあと思える1本です。
(060315)
県庁はそんなに劇的には改革できないところを
キチンと見せてくれたところは好感が持てましたよね
小さな改革のラストは好きなシーンです。
by 魚河岸おじさん (2006-03-19 12:22)
魚河岸おじさんさまへ
コメントをありがとうございます。
改革は大変なのだなあ…と思えてしまうのは寂しいけれど
でも、少しずつ明日へ繋がっていくのかなという感じがいいですよね!
by non_0101 (2006-03-20 00:11)