SSブログ

美しき野獣 [う]

激しい死闘が繰り広げられてアクションがいっぱいの
男たちの生き様を描いた作品でした。

力で相手をねじ伏せて事件を解決する型破りな刑事ドヨンには、父親の違う弟がいた。
しかし突然、弟を組織に殺され、その殺し屋を執念深く追うようになる。
一方、法をもって周到に相手を追い詰める検事オ・ジヌは
過去に因縁のあるやくざ組織の大物ユ・ガンジンを逮捕すべく証拠集めの調査をしていた。
オ・ジヌのチームがユ・ガンジンの殺し屋をターゲットに絞って張り込みをしていたところ
不審な男が乗り込んできて、殺し屋たちに殴りかかった。
あわてて張り込みチームと現場に乗り込むオ・ジヌ。
彼が不審な男につかみかかると、その男はドヨンだった…

この映画では刑事、検事、やくざの3人の生き様が描かれています。
やくざは“自分はすべてを手にした”と確信し
刑事は命を捨てても意思を貫き
検事はすべてを捨てて自分の正義を全うする。
どの生き様も潔く、でもとても哀しいです。

特に感じたのは、すべてを手に入れたと言っても
死んだらそこで終わってしまうということ。
だから、権力を手に入れるために親友を殺して
孤独になった人間は、結局はその意志を残せない。
でも、遺志を継いでくれる親友がいたならば
その人の想いは引き継がれ生き残っていく。
真の友を手に入れた人こそが残せるものというものがあって
それこそが、本当にかけがえの無いものなのかも知れないと思いました。

思っていたよりもいろいろ感慨深く感じた1本です。


(060314)


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

忘れえぬ想い県庁の星 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。