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あなたになら言える秘密のこと [あ]

主人公の背負っていた秘密はあまりにも過酷でした(T_T)

耳に障害を持つハンナは毎日、誰とも口をきかずに黙々と工場で単純作業をこなしていた。
しかし、無遅刻無欠勤を続けていた結果、組合からクレームが入ったため、
彼女は工場長から1ヶ月休暇を取るように命令される。
工場長は南の海のリゾート地でバカンスを取ることを薦めたが
彼女がたどり着いたのは、暗い海に面し遠くに油田採掘所が見える港町だった。
ホテルの近くの食堂にいると、偶然目の前に座っていた男が
緊急で看護士を探しているという電話をかけていた。
油田採掘所で事故があり、重い火傷を負った患者を看病して欲しいらしい。
彼女は看護士だと名乗り上げ、男と共に油田採掘所へと向かった…

ちょっと甲高い不思議な声のナレーションと
全く無表情で機械のような生活をしているハンナの姿から物語が始まりました。
観ているうちに、そのナレーションは彼女をよく知っている誰かの声であり、
また、彼女が作り上げたその孤独な生活は
実は彼女にとって必要なものだと言うことがわかってきます。

彼女は工場という場から、事故で停止中の油田採掘所という
さらに孤独になれる場所へと移ってきます。
なにせそこには、怪我人を入れても7人しかいません。
でも、彼らは彼女を深く詮索しようとはせずに、独りにしておいてくれます。
海の上で暮らしてきた男たちは
独りの方が居心地良いと思う人もいることを理解しているのです。

また、重傷の火傷を負ってベッドで身動きが取れなくなっているジョゼフは
明るく冗談好きでよく喋ります。
一時的に目が見えなくなっている彼は、退屈しのぎにハンナに質問し、語りかけます。
「名前は?」「髪の色は?」「出身はどこ?」「どんな食べ物が好き?」
しかし、彼女は名前さえ答えようとはしません。
一切のプライベートを出さないようにしています。

そうして日が経つにつれ、彼女の表情が少しずつ柔らかくなってきます。
静かな海での生活は、彼女の心を解き始めたのです。
ジョゼフとの会話にもようやく笑顔が見えるようになって来た時、
彼は自分の怪我が何故起きたかのをハンナに打ち明けます。
そして彼女も彼に、ずっと心にしまいこんでいた秘密を打ち明けました。

その秘密は、私の想像を絶するものでした。
彼女がどこの出身で何を体験したかは、ここには載せません。
でも、ハンナの言葉やパンフレットに書かれていた歴史は、あまりにも悲惨なものでした。

主人公の心の開放と幸せを祈りつつ
彼女の背負った事実とこの映画のことを、ずっと覚えていようと思った1本です。


(080301)


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