感染列島 [か行]
正体不明のウィルスが爆発的に広がってしまった日本を舞台に
病院で働く医師や看護士たちの命を懸けた闘いを描いた作品です。
過酷な医療現場の中で、一人でも多くの命を助けようと頑張る姿が印象的でした。
お正月も明けて間もないある日のこと。一人の男性が妻と一緒に病院へやって来た。
発熱と腹痛を訴える男性に医師の松岡(妻夫木聡)はインフルエンザの検査を行なう。
インフルエンザの反応が出なかったため、風邪だから2・3日安静にすれば大丈夫と薬を処方して帰宅させた。
翌日、同じ男性が救急車で運ばれてきた。
呼吸も苦しそうで病状は重く、吐血も起きている状態である。
前日のインフルエンザの検査では反応は出なかったと訴える松岡に対して
先輩医師の安藤(佐藤浩市)は、今日もインフルエンザ検査では反応は出ないが
症状からみると新型インフルエンザではないかと思えると主張した。
同じ頃、東京郊外の養鶏場で鳥インフルエンザが大量に発生していた…
観る前はパニック映画かと思っていたのですけど、実は医療現場で闘う人々の物語でした~
感染力が非常に高い謎のウィルスが蔓延する日本。
都市機能は崩壊し、まるで日本全国が廃墟のように静まり返ってしまいます。
そんな中で、人々は医療を求めて病院へ殺到していきました。
人員も薬も医療器具も全く足りない状況の中で、医師や看護士は出来る限りの治療をしていきます。
でも時にはやむを得ず、治る見込みのある人の治療を優先していく場合もあります。
また、入院を求めて来てもまだ歩ける人には自宅療養を告げるなど、嫌な選択もしなければなりません。
そんなストレスと多忙により、医師たちも壊れそうになってしまいます。
でも、主人公の松岡やWHOから派遣されてきた栄子(檀れい)は諦めません。
栄子はチームの中心として知識と決断で病院を支えながら、
原因を突き止めて治療法を考えつかなくてはと悩みます。
一方、松岡はなかなか特定できない病気の原因を確かめようと海外へと飛びます。
彼は情報を集めて発生源を追い求めているうちに、
何故このような病原菌が広まったのかという真実へと近付いていきます。
それは森林の開発により自然破壊がもたらしたものの1つでした。
始めのうちは、この映画はどんな方向へ向かうのだろうなあと悩みながら観ていたのですけど
終わり近くなってようやく作品の伝えたいことが見えてきました(^^ゞ
パニックのエンタテイメントではなかったのですね~
そして、志を全うした栄子の医師としての生き様には胸が打たれました。
観終わった時、やっぱりこんな事態がいつか起きるのだろうか…と考えてしまった1本です。
監督:瀬々敬久 出演:妻夫木聡 檀れい 池脇千鶴 国仲涼子 藤竜也
2008年 日本
(20081216)
追伸
この映画は試写会で観ました。公開は2009年1月17日以降の予定です。
病院で働く医師や看護士たちの命を懸けた闘いを描いた作品です。
過酷な医療現場の中で、一人でも多くの命を助けようと頑張る姿が印象的でした。
お正月も明けて間もないある日のこと。一人の男性が妻と一緒に病院へやって来た。
発熱と腹痛を訴える男性に医師の松岡(妻夫木聡)はインフルエンザの検査を行なう。
インフルエンザの反応が出なかったため、風邪だから2・3日安静にすれば大丈夫と薬を処方して帰宅させた。
翌日、同じ男性が救急車で運ばれてきた。
呼吸も苦しそうで病状は重く、吐血も起きている状態である。
前日のインフルエンザの検査では反応は出なかったと訴える松岡に対して
先輩医師の安藤(佐藤浩市)は、今日もインフルエンザ検査では反応は出ないが
症状からみると新型インフルエンザではないかと思えると主張した。
同じ頃、東京郊外の養鶏場で鳥インフルエンザが大量に発生していた…
観る前はパニック映画かと思っていたのですけど、実は医療現場で闘う人々の物語でした~
感染力が非常に高い謎のウィルスが蔓延する日本。
都市機能は崩壊し、まるで日本全国が廃墟のように静まり返ってしまいます。
そんな中で、人々は医療を求めて病院へ殺到していきました。
人員も薬も医療器具も全く足りない状況の中で、医師や看護士は出来る限りの治療をしていきます。
でも時にはやむを得ず、治る見込みのある人の治療を優先していく場合もあります。
また、入院を求めて来てもまだ歩ける人には自宅療養を告げるなど、嫌な選択もしなければなりません。
そんなストレスと多忙により、医師たちも壊れそうになってしまいます。
でも、主人公の松岡やWHOから派遣されてきた栄子(檀れい)は諦めません。
栄子はチームの中心として知識と決断で病院を支えながら、
原因を突き止めて治療法を考えつかなくてはと悩みます。
一方、松岡はなかなか特定できない病気の原因を確かめようと海外へと飛びます。
彼は情報を集めて発生源を追い求めているうちに、
何故このような病原菌が広まったのかという真実へと近付いていきます。
それは森林の開発により自然破壊がもたらしたものの1つでした。
始めのうちは、この映画はどんな方向へ向かうのだろうなあと悩みながら観ていたのですけど
終わり近くなってようやく作品の伝えたいことが見えてきました(^^ゞ
パニックのエンタテイメントではなかったのですね~
そして、志を全うした栄子の医師としての生き様には胸が打たれました。
観終わった時、やっぱりこんな事態がいつか起きるのだろうか…と考えてしまった1本です。
監督:瀬々敬久 出演:妻夫木聡 檀れい 池脇千鶴 国仲涼子 藤竜也
2008年 日本
(20081216)
追伸
この映画は試写会で観ました。公開は2009年1月17日以降の予定です。
この映画知らないのですが、このような状況、近い将来おきそうですね。
いつでもあり得る話です。
by snorita (2008-12-19 07:43)
snoritaさんへ
こんばんは。nice&コメントをありがとうございました!
そうですよね。本当に起きそうで怖かったです~
薬も効かなくて対処法が無いなんて(T_T)
本当に起きたらどうしようと考えてしまいました。
by non_0101 (2008-12-19 23:30)
shinさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2008-12-19 23:32)
突然で申しわけありません。現在2008年の映画ベストテンを選ぶ企画「日本インターネット映画大賞」を開催中です。投票は1/15(木)締切です。ふるってご参加いただくようよろしくお願いいたします。
なお、日本インターネット映画大賞のURLはhttp://www.movieawards.jp/です。
by 日本インターネット映画大賞スタッフ (2008-12-20 11:32)
なかなかタムリーな映画のようですね。パニック映画のようにみせて、実は人間に深刻なメッセージを送る。試写会を複数申し込んでいますので、当たることを祈っています。
by たいちさん (2008-12-21 17:30)
日本インターネット映画大賞スタッフ様へ
ご連絡をありがとうございます。
昨年に引き続き、今年も参加できるようUPします。
よろしくお願いいたします。
by non_0101 (2008-12-22 12:47)
たいちさんへ
こんにちは。nice&コメントをありがとうございました!
観終わった後に考えさせられる作品でした。
あと、交通網に乗って一気に病気が広がっていく様子は怖かったです~
どうか試写会に当たりますように☆
by non_0101 (2008-12-22 12:51)
xml_xslさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2008-12-22 12:52)
takemoviesさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2008-12-23 10:02)
おくればせながら観てきました。
檀れいさんのクールなとこが魅力でした。
いろいろ考えさせられる作品ですね。
マスクは大切だけど、人に感染さないようにするのも大変だなぁ~って感じましたね。
by コザック (2009-01-26 00:31)
コザックさんへ
こんばんは。nice&コメント&TBをありがとうございました!
咳をスローモーションで撮っているシーンは怖かったです~
あれを観てしまったら、マスクの大切さが身に沁みました(^^ゞ
by non_0101 (2009-01-26 01:42)