ミルク [ま行]
ショーン・ペンがアカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した人間ドラマです。
1970年代のアメリカを舞台に、ゲイとして差別を受けていた人々の希望となったハーヴィー・ミルクの姿が
ショーン・ペンの名演で鮮やかに甦っていました。
1978年。ハーヴィー・ミルク(ショーン・ペン)はキッチンでカセットに独白を吹き込んでいた。
もし“自分が暗殺されたら公開する”というカセットには、
40歳の誕生日前日にスコット(ジェームズ・フランコ)と出会った思い出の瞬間から
政治家となった現在までを丹念に語っていた。
スコットとは偶然に駅ですれ違い、ミルクが声をかけて知り合った。
出会って直ぐにミルクの家に直行した二人は、誕生日を目前に語り合った。
“40年間生きてきて、何も誇れるものが無い”と嘆くミルクに、スコットは自分の世界を広げるように勧める。
やがて、二人は新しい自由な世界を求めてサンフランシスコへと越して来た。
だが、そこでもゲイに対する差別は激しく、二人にとっては暮らし難い社会だった…
社会を変えたい。差別を無くしたい。そして、人生に絶望している若者たちを救いたいと必死に願った
一人の男の姿が描かれていました。
観るのが遅くなってしまいました(^_^.)
実話なのでラストは分かっていますし、それを思うと辛いかなあと躊躇していたのです。
でも、ショーン・ペンの演技に加えて脚本でもアカデミー賞を取った作品ですし、
やっぱりここは劇場で観ておかなくては!と最終日にようやく観て来ました。
本当に観て良かったです~ 観ていなかったら後悔したかも知れません。
決して強い人間だとは思えないミルクが、それでも世界を変えようと自分で立ち上がり、
何度落選しても政治家への道と希望を諦めない姿に胸が打たれました(T_T)
社会的な弱者だからこそ愛してくれる人を渇望する彼らの心の弱さ。
そして、だからこそ同じ立場の人々を愛して大切にしようとする心の温かさ。
それぞれ性格は違いますけど、ミルクの周りに集まってくる人々は皆そんな弱さや温かさを持っています。
ミルクはそんな人たちに囲まれながら、弱者である自分が人々の希望になっていきたいと願います。
次第に人々の心を掴む話術を取得し、演説でも喝采を浴び始めます。
特に独立宣言と自由の女神の台座で伝えられている言葉にはアメリカ人でなくても感動でした。
それにしても役者が揃っていました~
主演のショーン・ペンはもちろんですけど、スコット役のジェームズ・フランコや
ミルクをサポートしていく若者ジョーンズ役のエミール・ハーシュも主演に負けない演技を見せてくれました。
(エミール・ハーシュは家でパンフレットを読むまで気付きませんでした(笑))
50歳になる前に死ぬことを予測していたような彼の人生は
ラストの8年を思いっきり疾走していきました。
命を懸けながら自分の信念を通し続けた彼の姿に
心の隅にあった勇気がちょっと元気になった気がした1本です。
監督:ガス・ヴァン・サント 出演:ショーン・ペン ジェームズ・フランコ ディエゴ・ルナ エミール・ハーシュ ジョシュ・ブローリン
2008年 アメリカ 原題:MILK
(20090626)
1970年代のアメリカを舞台に、ゲイとして差別を受けていた人々の希望となったハーヴィー・ミルクの姿が
ショーン・ペンの名演で鮮やかに甦っていました。
1978年。ハーヴィー・ミルク(ショーン・ペン)はキッチンでカセットに独白を吹き込んでいた。
もし“自分が暗殺されたら公開する”というカセットには、
40歳の誕生日前日にスコット(ジェームズ・フランコ)と出会った思い出の瞬間から
政治家となった現在までを丹念に語っていた。
スコットとは偶然に駅ですれ違い、ミルクが声をかけて知り合った。
出会って直ぐにミルクの家に直行した二人は、誕生日を目前に語り合った。
“40年間生きてきて、何も誇れるものが無い”と嘆くミルクに、スコットは自分の世界を広げるように勧める。
やがて、二人は新しい自由な世界を求めてサンフランシスコへと越して来た。
だが、そこでもゲイに対する差別は激しく、二人にとっては暮らし難い社会だった…
社会を変えたい。差別を無くしたい。そして、人生に絶望している若者たちを救いたいと必死に願った
一人の男の姿が描かれていました。
観るのが遅くなってしまいました(^_^.)
実話なのでラストは分かっていますし、それを思うと辛いかなあと躊躇していたのです。
でも、ショーン・ペンの演技に加えて脚本でもアカデミー賞を取った作品ですし、
やっぱりここは劇場で観ておかなくては!と最終日にようやく観て来ました。
本当に観て良かったです~ 観ていなかったら後悔したかも知れません。
決して強い人間だとは思えないミルクが、それでも世界を変えようと自分で立ち上がり、
何度落選しても政治家への道と希望を諦めない姿に胸が打たれました(T_T)
社会的な弱者だからこそ愛してくれる人を渇望する彼らの心の弱さ。
そして、だからこそ同じ立場の人々を愛して大切にしようとする心の温かさ。
それぞれ性格は違いますけど、ミルクの周りに集まってくる人々は皆そんな弱さや温かさを持っています。
ミルクはそんな人たちに囲まれながら、弱者である自分が人々の希望になっていきたいと願います。
次第に人々の心を掴む話術を取得し、演説でも喝采を浴び始めます。
特に独立宣言と自由の女神の台座で伝えられている言葉にはアメリカ人でなくても感動でした。
それにしても役者が揃っていました~
主演のショーン・ペンはもちろんですけど、スコット役のジェームズ・フランコや
ミルクをサポートしていく若者ジョーンズ役のエミール・ハーシュも主演に負けない演技を見せてくれました。
(エミール・ハーシュは家でパンフレットを読むまで気付きませんでした(笑))
50歳になる前に死ぬことを予測していたような彼の人生は
ラストの8年を思いっきり疾走していきました。
命を懸けながら自分の信念を通し続けた彼の姿に
心の隅にあった勇気がちょっと元気になった気がした1本です。
監督:ガス・ヴァン・サント 出演:ショーン・ペン ジェームズ・フランコ ディエゴ・ルナ エミール・ハーシュ ジョシュ・ブローリン
2008年 アメリカ 原題:MILK
(20090626)
xml_xslさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2009-06-27 09:11)
takemoviesさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2009-06-27 09:12)
心の底では、ゲイを軽蔑している私ですが、その先入観を打破するためにも観る価値ありそうですね。機会あればDVDで観ようと思います。
by たいちさん (2009-06-28 13:12)
shinさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2009-06-28 20:56)
父ちゃんさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2009-06-28 20:56)
たいちさんへ
こんにちは。nice&コメントをありがとうございました!
実際にあった話だけに、とても考えさせられる物語でした。
悩める若者たちの物語でもあるので
ぜひ、DVDでチャレンジしてみてくださいね(^^)
by non_0101 (2009-06-28 20:59)
傑作でしたね。心から感動しました。
by DSilberling (2009-07-12 16:59)
DSilberlingさんへ
こんばんは。nice&コメントをありがとうございました!
哀しい結末が分かっているだけに、ギリギリまで観るか悩んでしまいました。
哀しみよりも心の強さと温かさを感じる物語に、
観て本当に良かったと思いました(^^)
by non_0101 (2009-07-14 00:21)