アルバート氏の人生 [あ]
19世紀のダブリンを舞台に描いたグレン・クローズ主演の人間ドラマです。
身を守るために男性として生きてきた人物ということで、どんな物語になるのか気になっていました。
胸が締め付けられるような切なさの中にも、優しい夢を感じられるような余韻の残る作品でした。
彼女の夢は優しくて温かそうな情景でした(T_T)
女性が一人で生きるには厳しかった時代を生き抜くために
10代の頃から男性のウェイターとして生きてきた女性の物語です。
彼女は誰にも性別を秘密にしてホテルのウェイターを勤めてきました。
丁寧で相手の好みをきちんと覚えている仕事ぶりは客たちにも好評で、
仲間たちからも“ミスター・アルバート”と呼ばれて信頼されていました。
そんな彼女にはひとつの夢がありました。下町に小さな店を開くことです。
毎日仕事を終えて部屋へ戻ってくると、その日に貰ったチップを数えて手帳に付けます。
こつこつと何十年も貯めてきた金額は、もうすぐ希望額になろうとしていました。
そんなある日、彼女は自分と同じように男性として生きている女性と偶然に出会います。
その女性が普通の女性と結婚して夫婦として暮らしていることを知り、衝撃を受けます。
でも、その出会いがアルバートの夢にもうひとつの希望を加えることになりました。
それにしても、切ない物語ですね。
結末は想像できますし、とても静かに展開されていくので、ただじっと主人公の行動を見ているのは
ちょっと胸が苦しくなるような気もしました。
でも、それ以上にひたひたと感じられる主人公のささやかな夢とその温かさに
なんとかならないだろうかと祈りながらスクリーンを見つめていました。
そして、彼女のひとつの行動が一人の少女の人生を変えていった時、
ちょっとだけ救われた気持ちになりました。
今日は早い時間に見終わるので、もう1本公開作を観ようかなと思っていたのですけど、
何となくこれで終わりにしようと思いました。
観終わった時、美しい絵画を観た時のように心がいっぱいになった1本です。
監督:ロドリゴ・ガルシア 出演:グレン・クローズ ミア・ワシコウスカ アーロン・ジョンソン ジャネット・マクティア ブレンダン・グリーソン ポーリン・コリンズ
2011年 アイルランド 原題:ALBERT NOBBS
(20111029)
追伸
この映画は第24回東京国際映画祭で観ました。公開は2013年1月の予定です。
身を守るために男性として生きてきた人物ということで、どんな物語になるのか気になっていました。
胸が締め付けられるような切なさの中にも、優しい夢を感じられるような余韻の残る作品でした。
彼女の夢は優しくて温かそうな情景でした(T_T)
女性が一人で生きるには厳しかった時代を生き抜くために
10代の頃から男性のウェイターとして生きてきた女性の物語です。
彼女は誰にも性別を秘密にしてホテルのウェイターを勤めてきました。
丁寧で相手の好みをきちんと覚えている仕事ぶりは客たちにも好評で、
仲間たちからも“ミスター・アルバート”と呼ばれて信頼されていました。
そんな彼女にはひとつの夢がありました。下町に小さな店を開くことです。
毎日仕事を終えて部屋へ戻ってくると、その日に貰ったチップを数えて手帳に付けます。
こつこつと何十年も貯めてきた金額は、もうすぐ希望額になろうとしていました。
そんなある日、彼女は自分と同じように男性として生きている女性と偶然に出会います。
その女性が普通の女性と結婚して夫婦として暮らしていることを知り、衝撃を受けます。
でも、その出会いがアルバートの夢にもうひとつの希望を加えることになりました。
それにしても、切ない物語ですね。
結末は想像できますし、とても静かに展開されていくので、ただじっと主人公の行動を見ているのは
ちょっと胸が苦しくなるような気もしました。
でも、それ以上にひたひたと感じられる主人公のささやかな夢とその温かさに
なんとかならないだろうかと祈りながらスクリーンを見つめていました。
そして、彼女のひとつの行動が一人の少女の人生を変えていった時、
ちょっとだけ救われた気持ちになりました。
今日は早い時間に見終わるので、もう1本公開作を観ようかなと思っていたのですけど、
何となくこれで終わりにしようと思いました。
観終わった時、美しい絵画を観た時のように心がいっぱいになった1本です。
監督:ロドリゴ・ガルシア 出演:グレン・クローズ ミア・ワシコウスカ アーロン・ジョンソン ジャネット・マクティア ブレンダン・グリーソン ポーリン・コリンズ
2011年 アイルランド 原題:ALBERT NOBBS
(20111029)
追伸
この映画は第24回東京国際映画祭で観ました。公開は2013年1月の予定です。
nikiさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2011-10-31 08:38)
beamuseさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2011-10-31 08:39)
k_igaさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2011-10-31 08:40)
つむじかぜさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2011-10-31 08:41)
nyonyoさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2011-10-31 08:42)
dieciさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2011-10-31 08:42)
想也さんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2011-10-31 08:42)
Ritaさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2011-10-31 08:42)
怪しい探麺隊さんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2011-10-31 08:43)
yayu-changさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2011-10-31 08:43)
@ミックさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2011-10-31 08:43)
ばるさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2011-11-01 08:46)
kakoさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2011-11-01 08:47)
あいか5drrさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2011-11-02 08:25)
国際映画祭ならではの、普段馴染みのない国の作品ですね。
by たいちさん (2011-11-02 11:30)
たいちさんへ
こんばんは。nice&コメントをありがとうございました!
こういう映画祭でないと出会えない作品も多いです。
この作品はラインナップを観たときから観たかったものなので
観ることができて良かったです☆
by non_0101 (2011-11-02 22:34)
なぎ猫さんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2011-11-04 22:17)
月夜空さんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2011-11-10 22:47)