春を背負って [は行]
笹本稜平著をもとに、舞台を立山に移して描いた人間ドラマです。
映像の迫力が印象的だった木村大作監督の新作なので、どんな物語なのか気になっていました。
美しくも厳しい自然と、その自然の中で生きる人々の姿に心が洗われるような作品でした。
映画じゃなくてポエムって!?と思いつつも、ラストには納得でした~
多忙な長嶺享(松山ケンイチ)の日常から始まる物語です。
東京の高層ビルにある会社で億単位の金を常に動かしているトレーダーの享は、
成績不振を上司から注意されていました。
実力があると会社では評価の高い享でしたけど、自分の仕事に納得の行かない部分も感じていました。
特に、人様の金を動かして利益を得るという仕事内容に、父(小林薫)の理解が得られないことも
心のどこかで引っかかっていました。
そんなある日、突然に父の訃報が入ります。
山小屋の準備に来ていた父は、遭難者を助けようとして命を落としたのです。
母(檀ふみ)からの留守電にようやく気付いた享は、どうしても外せない仕事を片付けた後、
実家のある富山までの遠い道のりを車で向かいました。
長嶺家では、母が女将として宿屋を営み、父が山小屋を営んでいました。
山小屋は登山者にとっては必要不可欠の場所ですけど、赤字経営も否めないような厳しい状況です。
人手を雇うことも出来ず、父が居なくなった今では、山小屋の経営は無理でした。
山小屋を他の人に任せようという母の言葉に、享は自分が継ぐと公言します。
そして、母の反対を押し切り、山小屋の主人になるべく東京を後にしました。
それにしても、相変わらずハードな撮影だったみたいですね~
みなさん雪深い道やロープの必要な急な道など、凄いところばかり歩いています。
初日舞台挨拶付きの回を観たのですけど、監督さんのこだわりには色々大変だったようです。
中でも檀ふみさんのシーンの大根へのこだわりと
「こんな映画みたいな大根を持ってきて(怒)!映画を撮っているんじゃない、ポエムを創っているんだ!」
という言葉が出たエピソードには笑ってしまいました。
そして、ラストまで観た時、何だか“ポエム”という言葉を思い出してしまいました(^^ゞ
また、天気へのこだわりや、実際に歩くことへのこだわりが美しい映像へと繫がっていて
それはもう、見応えがありました。
険しい山と共に映し出される鮮やかな空を観る度に、そこに立つことの大変が伝わって来ました。
特に、後半に主人公が人を背負って必死に山を下りるシーンには、ドキドキしてしまいました^_^;
観終った時、爽やかな作品だなあと感じると共に
改めて山の怖さと、登山者を支える人々の想いに敬服させられた1本です。
監督:木村大作 出演:松山ケンイチ 蒼井優 豊川悦司 檀ふみ 小林薫 新井浩文 吉田栄作 安藤サクラ 池松壮亮
2014年 日本
(20140614)
→公式サイトはこちらへ http://www.haruseotte.jp/
映像の迫力が印象的だった木村大作監督の新作なので、どんな物語なのか気になっていました。
美しくも厳しい自然と、その自然の中で生きる人々の姿に心が洗われるような作品でした。
映画じゃなくてポエムって!?と思いつつも、ラストには納得でした~
多忙な長嶺享(松山ケンイチ)の日常から始まる物語です。
東京の高層ビルにある会社で億単位の金を常に動かしているトレーダーの享は、
成績不振を上司から注意されていました。
実力があると会社では評価の高い享でしたけど、自分の仕事に納得の行かない部分も感じていました。
特に、人様の金を動かして利益を得るという仕事内容に、父(小林薫)の理解が得られないことも
心のどこかで引っかかっていました。
そんなある日、突然に父の訃報が入ります。
山小屋の準備に来ていた父は、遭難者を助けようとして命を落としたのです。
母(檀ふみ)からの留守電にようやく気付いた享は、どうしても外せない仕事を片付けた後、
実家のある富山までの遠い道のりを車で向かいました。
長嶺家では、母が女将として宿屋を営み、父が山小屋を営んでいました。
山小屋は登山者にとっては必要不可欠の場所ですけど、赤字経営も否めないような厳しい状況です。
人手を雇うことも出来ず、父が居なくなった今では、山小屋の経営は無理でした。
山小屋を他の人に任せようという母の言葉に、享は自分が継ぐと公言します。
そして、母の反対を押し切り、山小屋の主人になるべく東京を後にしました。
それにしても、相変わらずハードな撮影だったみたいですね~
みなさん雪深い道やロープの必要な急な道など、凄いところばかり歩いています。
初日舞台挨拶付きの回を観たのですけど、監督さんのこだわりには色々大変だったようです。
中でも檀ふみさんのシーンの大根へのこだわりと
「こんな映画みたいな大根を持ってきて(怒)!映画を撮っているんじゃない、ポエムを創っているんだ!」
という言葉が出たエピソードには笑ってしまいました。
そして、ラストまで観た時、何だか“ポエム”という言葉を思い出してしまいました(^^ゞ
また、天気へのこだわりや、実際に歩くことへのこだわりが美しい映像へと繫がっていて
それはもう、見応えがありました。
険しい山と共に映し出される鮮やかな空を観る度に、そこに立つことの大変が伝わって来ました。
特に、後半に主人公が人を背負って必死に山を下りるシーンには、ドキドキしてしまいました^_^;
観終った時、爽やかな作品だなあと感じると共に
改めて山の怖さと、登山者を支える人々の想いに敬服させられた1本です。
監督:木村大作 出演:松山ケンイチ 蒼井優 豊川悦司 檀ふみ 小林薫 新井浩文 吉田栄作 安藤サクラ 池松壮亮
2014年 日本
(20140614)
→公式サイトはこちらへ http://www.haruseotte.jp/
池松壮亮くんも子役だ子役だと思っていたら、結構、いろいろな作品に
出ているベテランですね。
by k_iga (2014-06-16 23:38)
nikoponさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2014-06-17 22:15)
song4uさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2014-06-17 22:16)
剣岳点の記を見たときに、とってもうつくしいな~っと思ったのと俳優さんたち大変だな~っと思いました。
今回もさらに美しいけどたいへんだったんだろうな~っと(^^;
山は見るのは好きなので見に行きたいな~っと思っています。
by ぽん (2014-06-17 22:16)
k_igaさんへ
こんばんは。nice&コメントをありがとうございました!
池松壮亮さんは売れっ子ですね~
今年は映画館で毎月のように観ている気がします。
映画でもテレビでも大活躍ですね☆
by non_0101 (2014-06-17 22:21)
みぃにゃんさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2014-06-17 22:22)
いっぷくさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2014-06-17 22:22)
怪しい探麺隊さんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2014-06-17 22:23)
yukkoさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2014-06-17 22:24)
cafelamamaさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2014-06-17 22:24)
やってみよう♪さんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2014-06-17 22:24)
りんこうさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2014-06-17 22:25)
KINYAN0829さんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2014-06-17 22:25)
enosanさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2014-06-17 22:26)
makimakiさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2014-06-17 22:27)
つむじかぜさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2014-06-17 22:27)
sugoimonoさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2014-06-17 22:27)
夢の狩人さんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2014-06-17 22:27)
こんばんは
最近良く見かけたちょいワルな監督の映画ですね 厳しい撮影条件が好きそうな感じでした(笑)
by beamuse (2014-06-17 22:29)
ぽんさんへ
こんばんは。nice&コメントをありがとうございました!
「剣岳」はスクリーンから冷気が漂ってきそうなくらい辛そうでしたね(-_-;)
今作はもう少し優しい雰囲気の物語なので安心して観られました。
でも、やっぱりドキドキするシーンもあって、一瞬びくっとしたり(^^ゞ
機会がありましたら、ぜひ美しい山々にチャレンジしてみて下さいね☆
by non_0101 (2014-06-17 22:38)
beamuseさんへ
こんばんは。nice&コメントをありがとうございました!
そうそう、言いたいことを言ってしまう監督さんです~
舞台挨拶でも、ちょっと暴走していました(^^ゞ
でも、映画は爽やかで、ラストはちょっぴり可愛かったです☆
by non_0101 (2014-06-17 22:44)
りんりんさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2014-06-20 12:57)
snoritaさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2014-06-20 12:57)
たいちさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2014-06-20 12:57)
ネオ・アッキーさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2014-06-20 12:58)
suhr0045さんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2014-06-20 12:58)
こんばんは。
いい映画でしたね。山のすばらしさと怖さを存分に味わいました。
ストーリーも温かみがあって好きですし、風景もすばらしかったです。もう一度観たいなと思いました。TBさせていただきますね。
by coco030705 (2014-06-24 00:06)
cocoさんへ
こんばんは。nice&コメントをありがとうございました!
いい映画でしたね~ 爽やかな余韻を感じる作品でした。
こういう作品に出会うと、ちょっとほっとしますね。
きっと、たまに観たくなるような1本になりました☆
by non_0101 (2014-06-24 22:44)
こんばんは。
ポエムっていうのが、なんだか納得の作品でしたね。
松山ケンイチ氏が監督のことをとにかくピュアな人柄だというのを繰り返してたのもぴったり一致している気がします。
ほんのわずかしか登場シーンがありませんが、小林薫さんの寡黙な中に説得力のある肖像がけっこう印象に残っています。
最近TVドラマとして始まった「若者たち2014」ではけっこうもう髪が伸びてるんで、蒼井優さんのこのすごく短い髪もスクリーンで観ておけてよかったです。
by cs (2014-08-02 21:24)
nyonyoさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2014-08-02 23:55)
csさんへ
こんばんは。nice&コメントをありがとうございました!
上映前の舞台挨拶ではポエムという言葉に笑ってしまったのですけど、
ラストシーンを観てポエムだ~と思いました(^^ゞ
あの大自然や人に向ける真っ直ぐな視線は、この監督さんならではですね☆
by non_0101 (2014-08-03 00:01)