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海でのはなし。 [う]

観終わった時、しばらくこの映画の記憶と想いを
心に留めて置きたいなあと思ってしまいました。

ある日、楓(宮崎あおい)は父が携帯電話で話している会話を耳にする。
それは楓にはとても怪しい言葉に思えた。
楓は思わず父に「愛人がいるでしょう!?」と問いただしてしまう。
しかし、父も母も笑って取り合おうとはしなかった。
納得できない楓は、いつも頼りにしている博士[ひろし](西島秀俊)に相談する。
彼は楓にとって、深いところで繋がっているような気のする大切な人である。
その彼も、そんなことは無い大丈夫だよと笑って楓を励ました。
ようやく笑顔を取り戻した楓だったが、やがて思いもかけない真実が明らかになってしまった…

ひとつひとつのシーンが心に残る作品でした。
深い悩みも心の傷も、すべてを包み込むようなストーリーだなあと感じました。

この作品の持っている雰囲気がとっても好きです。
主人公たちを静かに真っ直ぐ見つめています。
シンプルだからこそ、大切なことが観るものにきっちりと伝わって来るような作品でした。
こんな素敵な作品がたった2日間で撮影されたなんて、ミラクルですね~

主演の宮崎あおいさんと西島秀俊さんの才能と魅力。
心に残る数々の台詞。
そして、聴いているだけで詩が胸にそっと入ってくるスピッツの歌。
本当に観て良かったなあと思う作品でした。

何回も開けて見てみたくなるような、大切な宝石箱のような1本です。


(070111)


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コメント 4

魚河岸おじさん

見たい・・・・
好きな二人の俳優さんもさることながら
nonさんの記事を読んで、もっと見たくなりました
by 魚河岸おじさん (2007-01-12 16:37) 

non_0101

魚河岸おじさんへ
こんばんは。
70分と短めの作品だったのであまり期待はしていなかったのですけど
やっぱりこの二人はすごかったです~!
演技もさることながら台詞も考えさせられるものが多くて
もう一度観たいなあと思ってしまいます。
きっと観る人によって、様々な想いが心を過ぎる作品だと思います。
機会がありましたら、お勧めします☆
でも、東京はユーロスペースのレイトショーなのですよね…
もっと広く公開すれば良いのに…と思ってしまいました(T_T)
by non_0101 (2007-01-13 00:00) 

みつかこねか

こんにちは!先日、レンタルで観ました。
素晴しい映画でした。
草野正宗は屈指のメロディメーカーである前に、詩人です。
スピッツのアルバムは「草野正宗詩集」に作者自身がメロディを、
付けたものです。
そのメロディの精神世界ありきで、映画監督デビュー作品として、
この映画を製作した大宮エリー(32歳)さんの才能と今後の作品に
とても期待します。
*片目を失わなくてよかったです!
by みつかこねか (2007-07-19 17:46) 

non_0101

みつかこねかさんへ
こんばんは。お身体は大丈夫ですか?やっぱり自転車は怖いです(T_T)

この映画は本当に雰囲気のきれいな作品でした。
台詞は無くスピッツの歌だけで映像がいっぱいになっているシーンは
本当にドキドキでした☆
by non_0101 (2007-07-19 22:52) 

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