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憑神 [た行]

ラストシーン以外は好きな作品でした(^^ゞ

別所家は徳川の世になってから代々将軍の影武者のお役目をになっている由緒ある家柄。
しかし、長男・左兵衛(佐々木蔵之介)は甲斐性なしの怠け者でお役目も疎かになりがちだし、
次男の彦四郎(妻夫木聡)は婿養子先から離縁されて出戻りの居候の身。
今や別所家は風前の灯とも言える貧乏暮らしになっていた。
ある日、彦四郎が母からもらった小遣いで蕎麦を食べていると、昔の勉強仲間と出会った。
出世街道を登っている仲間の姿にため息をついた彦四郎へ、蕎麦屋のおやじがある情報を教えた。
それは向島にある“三囲(みめぐり)稲荷”にお参りをすると、運気が上がるというのだ。
蕎麦屋のおやじにおごってもらった酒が入って、気持ちよく歩いていた帰り道、
彦四郎はふと見かけた“三巡(みめぐり)稲荷”に向かって柏手をうった。
すると翌日、彦四郎の前に一人の恰幅のいい男(西田敏行)が現われた…

ただでさえ運の悪い彦四郎にとりついた凶悪な3神。
それぞれの神に対して彦四郎がどのように対処していくか、
気の毒だなあと思いつつも、ちょっと楽しみながら観ていました(^^ゞ

まじめ一辺倒だからこそ義父に疎まれてしまった彦四郎ですけど、
まじめでいい性格の持ち主だからこそ、神たちは段々とほだされていきます。
100年に一度使われるかという秘儀を神たちが使ってしまうほど、彦四郎は神に愛されます。
そんな彦四郎に妻夫木聡さんはぴったりでした。

彦四郎は最後の神と出会って、自分の人生について深く考え始めます。
そして彼が出した答えは、彼にとって納得のできる人生でした。

それにしても、この作品のラストにはずっこけました。
まあ、いいのですけど… (^_^.)
ちょっと内輪受けのような気がして、私は取り残された気分になってしまいました。

それでも、とても楽しい気持ちが心に残った1本です。

監督:降旗康男 原作:浅田次郎 出演:妻夫木聡 佐々木蔵之介 西田敏行 赤井英和 森迫永依
2007年製作 日本
(070625)


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