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恋するマドリ [か行]

“マドリ”とは“間取り”。つまりお部屋の配置のことでした(^^ゞ

20歳の美大生・ユイ(新垣結衣)は東京で一緒に住んでいた姉が結婚するため、一人暮らしをすることになった。
引越し当日、新居のアパートで、白いソファーを抱えて階段を登っていく男の人を見かける。
彼はユイのひとつ上の階に住む住人タカシ(松田龍平)だった。
だが彼はユイが引っ越し蕎麦を持って挨拶に行っても、手が離せないと受け取りもしない。第一印象は最悪だ。
ようやく荷物の片付いたある日、ユイはうっかり前の家に忘れてしまったものを取りに行った。
そこで彼女はセンスのいい椅子に一目ぼれをする。
前の家の新しい住人になっていたのは、その椅子の制作で賞を取った建築家アツコ(菊地凛子)だった。
しかも、実はアツコはユイの引越し先のもと住人だったのだ。
奇跡のような偶然から生まれた出会いによって意気投合した二人は、度々会うようになる。
しかし、ユイはアツコとタカシの関係にも気付き始めた…

恋は女の子をきれいにし、そして強くするものだなあとしみじみ感じる作品でした。

引越しから生まれた出会いと恋。
初めての一人暮らしによって、ユイにとって大切な人間関係が生まれると同時に
恋が生まれそうな瞬間が訪れます。
彼女にとっては両方とも大切な想いです。
でも、その彼がユイにとって大切なように、アツコにとっても大切な人だったということを知ります。

大人だからこそ当たり障りのない人間関係であろうとする人たちをみんな巻き込み、
パワーで率直に突き進むユイの姿は、とっても可愛くて清々しかったです。

恋は全てが叶うものではないけれど、どんな恋でも女の子は心を育てることができる。
そんな気持ちがキラキラと輝いていた1本です。

監督:大九明子 出演:新垣結衣 菊地凛子 松田龍平
2007年製作 日本
(080802)


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non_0101

アートフル ドジャーさんへ
niceをありがとうございました。
by non_0101 (2007-08-04 22:46) 

みつかこねか

松田優作の葬儀に際して、さまざまな人がコメントをよせ、
原田芳雄の「どんな方法でもいいから連絡をくれ!」という
言葉が、いつまでも印象に残っていました。
もちろん、霊界から連絡があろうはずはありませんが、
昨今、映画界での松田兄弟の活躍には、目を見張るばかりです。
私には、松田優作が現代に残したメッセージとして、
この映画での、松田龍平のなにげない動作の1つ1つ
に親父さんの面影を強く感じました。
「緑の光線」は、エリック・ロメールの映画にもありましたね!
by みつかこねか (2008-02-09 08:37) 

non_0101

みつかこねかさんへ
女子大生が主人公の可愛い恋物語ですけど、注目は相手役だったのですね。
私は彼については、目つきが鋭い人なのに
ちょっととぼけた雰囲気の役が面白いなあと思って観ていました(^^ゞ
by non_0101 (2008-02-09 23:39) 

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