ハッピー・ゴー・ラッキー

ベルリン映画祭で主演女優賞を受賞した作品です。
主人公の前向きな明るさに、心が温かくなるようなストーリーでした～

ポピー（サリー・ホーキンス）はいつも楽しそうな笑顔を欠かさない女性。
いつも周りの人を笑顔にしたいと思っていて、それを実践していた。
10年一緒に暮らしているルームメイトとも本当に仲が良く、
妹も加えて飲み明かすこともしばしば。
冗談めかした口調とミニスカートに編みタイツとヒールの高いブーツという服装のため
真面目な人を怒らすこともあるが、それもご愛嬌なのだ。
ある日、彼女は車の免許を取ろうと考えた。仮免は取っているので、あとは路上練習を積めばＯＫ。
そして教習所から派遣されてきた教官は、厳しくていつも怒っている男だった…

ポピーの明るさが本当に可愛かったです(^^)

まるで箸が転んでも…というくらい笑っているポピー。
大切な自転車が盗まれても「さよならも言ってないのに…」と笑いながら残念がり、
では運転免許を取ろうかと前向きに考えます。
実は彼女は30歳の小学校教師で、真面目に仕事に取り組んでいるし、
生徒の様子の変化もちゃんとキャッチ出来るいい先生でもあります。
今のところ結婚も予定は無く恋人も募集中だけど、心を許せる友人や妹に囲まれている今の生活は
最高に幸せだと感じているし、人に聞かれても胸を張って幸せだと答えています。

ただし、彼女がどんなに頑張っても、周りの人全てが幸せな笑顔になる訳ではありません。
生徒の家で起きている家庭内の問題。ホームレスとの心が通い合うことの出来ない会話。
そして、他人を非難することしか出来ない、いつも怒っている教習所の教官の心。
でも、彼女は一生懸命に心のドアを開こうと努力していきます。
そして、その努力が上手くいかずに落ち込むことがあっても、
友人に慰められながら、再び笑顔を取り戻していきます(^^)

自分が幸せだと言い切れる彼女の強さと笑顔に、
前向きになることの大切さを思い出させてもらった1本です。



監督：マイク・リー　出演：サリー・ホーキンス、エリオット・コーワン、アレクシス・ジガーマン
2007年 イギリス　原題：Happy-Go-Lucky
（20081025）

追伸
この映画は東京国際映画祭で観ました。公開予定は未定です。

コメント 4

サリー・ホーキンスは、演技派女優のようですね。今後注目しますね。
non_0101さんは、東京国際映画祭の関係者ですか。沢山観ておられるので、そう思いましたね。
by たいちさん (2008-10-26 18:07) 

xml_xslさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました！
by non_0101 (2008-10-27 01:36) 

たいちさんへ
こんばんは。nice＆コメントをありがとうございました！
サリー・ホーキンスという女優さんはこの作品で知りました。
とっても笑顔がチャーミングで素敵でした☆
この作品はすごく素敵な作品なのに、まだ公開予定が決まっていないのですよね～
映画祭は公開予定の無い作品も多いので、ついつい観てしまいます。
…ということで、私は関係者とかではなくて、本当にただの映画好きです(^^ゞ
by non_0101 (2008-10-27 01:42) 

やっぴーさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました！
by non_0101 (2008-10-29 23:43)