ラブリーボーン [や・ら・わ行]
同名ベストセラー小説に感動したピーター・ジャクソン監督が映画化した作品です。
14歳で殺された少女の魂の彷徨を、美しい映像と音楽で綴っていました。
本当に美しくて切ない物語でした(T_T)
スージー・サーモン(シアーシャ・ローナン)は初恋の人レイ(リース・リッチー)に夢中。
ショッピングセンターで姿を見かけたりすると、もう目が離せない。
派手でさばけているリンおばあちゃん(スーザン・サランドン)は
そんなスージーに自分が体験したファースト・キスの素晴らしさを語り聞かせた。
ある日、授業後の廊下でスージーはレイから声をかけられる。実はレイもスージーが好きだったのだ。
何とか週末に初デートをする約束を交わした二人は笑顔で別れ、スージーは一人家路を急いだ。
家へ帰る途中、彼女が刈り取りの終わったトウモロコシ畑を歩いていると、
近所に住むミスター・ハーヴィ(スタンリー・トゥッチ)に声をかけられる。
一旦はミスター・ハーヴィの誘いを断って家へ向かおうとしたスージーだったが、
彼の上手い誘いに、つい彼の導く地下壕へ入ってしまった…
彼女の心の変化によってクルクルと変わっていく不思議な風景に見入ってしまいました~
一人の少女の死から始まる物語です。
初恋やファースト・キスにときめき、将来は動物カメラマンになりたいと夢みるスージーは
突然、その命を絶たれます。
彼女の魂が天国の入り口までたどり着いた時、彼女はそこへ留まろうとします。
残してきた家族のこと。自分の命を奪った犯人のこと。そして、叶わなかったファースト・キスへの憧れ。
様々な想いがまだ彼女の中に渦巻いていたのです。
そして、彼女は思い悩みながらも家族や初恋の人、犯人をそっと見つめ始めます。
彼女は哀しみのために自暴自棄に陥る父(マーク・ウォールバーグ)の姿を涙と共に見つめます。
その時、彼女の強い想いはかすかな空気のゆれとなって父へと届きます。
そして、父は未だに捕まっていない犯人への憎しみを募らせ、犯人探しに夢中になって行きます。
一方、母は(レイチェル・ワイズ)自分を省みなくなった夫の姿に疎外感を持ち、
娘を失った哀しみをひとりで抱えきれなくなって、とうとう家を出てしまいます。
そんな家族の崩壊はスージーの胸を痛めました。
また、彼女は初めて強い憎しみを知ることになります。
死を願うほどに自分の人生を奪った犯人を憎むのです。
でも、自分の憎しみが家族に影響を与えているのではないかと感じ、その憎しみを超えていきます。
そんな家族への愛によって成長していくスージーの強さは、観ている者の心も揺さ振りました。
それにしても、スージーを演じたシアーシャ・ローナンの笑顔が可愛かったです。
その輝くような笑顔を観ていると、スージーがどれだけのものを喪ったのかが伝わってきました。
そして、彼女の生き生きとした姿に切なさで胸が痛みました。
最後に彼女が願ったことは、本当に純粋な想いからの願いでした。
その願いに14歳という可愛さを感じて、最後まで切ない気持ちが心に残った1本です。
監督:ピーター・ジャクソン 出演:シアーシャ・ローナン マーク・ウォールバーグ レイチェル・ワイズ スーザン・サランドン スタンリー・トゥッチ ローズ・マックィーバ
2009年 アメリカ/イギリス/ニュージーランド 原題:THE LOVELY BONES
(20091222)
追伸
この映画は試写会で観ました。公開は1月29日以降の予定です。
14歳で殺された少女の魂の彷徨を、美しい映像と音楽で綴っていました。
本当に美しくて切ない物語でした(T_T)
スージー・サーモン(シアーシャ・ローナン)は初恋の人レイ(リース・リッチー)に夢中。
ショッピングセンターで姿を見かけたりすると、もう目が離せない。
派手でさばけているリンおばあちゃん(スーザン・サランドン)は
そんなスージーに自分が体験したファースト・キスの素晴らしさを語り聞かせた。
ある日、授業後の廊下でスージーはレイから声をかけられる。実はレイもスージーが好きだったのだ。
何とか週末に初デートをする約束を交わした二人は笑顔で別れ、スージーは一人家路を急いだ。
家へ帰る途中、彼女が刈り取りの終わったトウモロコシ畑を歩いていると、
近所に住むミスター・ハーヴィ(スタンリー・トゥッチ)に声をかけられる。
一旦はミスター・ハーヴィの誘いを断って家へ向かおうとしたスージーだったが、
彼の上手い誘いに、つい彼の導く地下壕へ入ってしまった…
彼女の心の変化によってクルクルと変わっていく不思議な風景に見入ってしまいました~
一人の少女の死から始まる物語です。
初恋やファースト・キスにときめき、将来は動物カメラマンになりたいと夢みるスージーは
突然、その命を絶たれます。
彼女の魂が天国の入り口までたどり着いた時、彼女はそこへ留まろうとします。
残してきた家族のこと。自分の命を奪った犯人のこと。そして、叶わなかったファースト・キスへの憧れ。
様々な想いがまだ彼女の中に渦巻いていたのです。
そして、彼女は思い悩みながらも家族や初恋の人、犯人をそっと見つめ始めます。
彼女は哀しみのために自暴自棄に陥る父(マーク・ウォールバーグ)の姿を涙と共に見つめます。
その時、彼女の強い想いはかすかな空気のゆれとなって父へと届きます。
そして、父は未だに捕まっていない犯人への憎しみを募らせ、犯人探しに夢中になって行きます。
一方、母は(レイチェル・ワイズ)自分を省みなくなった夫の姿に疎外感を持ち、
娘を失った哀しみをひとりで抱えきれなくなって、とうとう家を出てしまいます。
そんな家族の崩壊はスージーの胸を痛めました。
また、彼女は初めて強い憎しみを知ることになります。
死を願うほどに自分の人生を奪った犯人を憎むのです。
でも、自分の憎しみが家族に影響を与えているのではないかと感じ、その憎しみを超えていきます。
そんな家族への愛によって成長していくスージーの強さは、観ている者の心も揺さ振りました。
それにしても、スージーを演じたシアーシャ・ローナンの笑顔が可愛かったです。
その輝くような笑顔を観ていると、スージーがどれだけのものを喪ったのかが伝わってきました。
そして、彼女の生き生きとした姿に切なさで胸が痛みました。
最後に彼女が願ったことは、本当に純粋な想いからの願いでした。
その願いに14歳という可愛さを感じて、最後まで切ない気持ちが心に残った1本です。
監督:ピーター・ジャクソン 出演:シアーシャ・ローナン マーク・ウォールバーグ レイチェル・ワイズ スーザン・サランドン スタンリー・トゥッチ ローズ・マックィーバ
2009年 アメリカ/イギリス/ニュージーランド 原題:THE LOVELY BONES
(20091222)
追伸
この映画は試写会で観ました。公開は1月29日以降の予定です。
憎しみの感情は 生きる最高の原動力だそうですが
憎しみが いつか愛に変わっていく
そういう過程で 自分が昇華されていく 素晴らしいですね
by エコピーマン (2009-12-23 13:53)
エコピーマンさんへ
こんにちは。nice&コメントをありがとうございました!
とても切ない物語なのですけど、主人公の笑顔が印象的なので
爽やかな余韻の残る作品でした。
> そういう過程で 自分が昇華されていく 素晴らしいですね
本当にこの一言で集約されるような物語でした☆
by non_0101 (2009-12-24 07:21)
はっこうさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2009-12-24 12:56)
yabonnjinさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2009-12-24 12:56)
ムネタロウさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2009-12-24 12:56)
@ミックさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2009-12-24 12:57)
成瀬さんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2009-12-24 12:57)
トメサンさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2009-12-24 12:57)
shinさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2009-12-24 12:58)
aya_ruiさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2009-12-24 12:58)
まっきーさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2009-12-24 12:58)
考えさせられるストーリーですね。主演のシアーシャ・ローナンは15歳のアイルランド人で、13歳の時「つぐない」でアカデミー助演女優賞にノミネートされた実力派女優だそうですね。観てみたい映画ですね。
by たいちさん (2009-12-25 14:05)
たいちさんへ
こんにちは。nice&コメントをありがとうございました!
シアーシャ・ローナンはほとんど笑顔の無かった「つぐない」とは違って
満面の笑みを見せていて、その笑顔がさらに観ている者を
切なくさせるような作品でした。
髪型が違うせいかとても華やかな雰囲気を出していて、ちょっとびっくりでした。
女の子は本当に変わるものですよね(^^ゞ
by non_0101 (2009-12-26 12:11)
これ、興味あるんです。
マークウォールバーグのズラとか。
(ヅラですよね)
つぐないが、私は嫌いなので
主役の女の子が予告の時点で
あのこだ・・・と思うとなかなか好意的に見れません。
公開されたら、見に行ってきます。
by コッスン (2009-12-26 18:03)
コッスンさんへ
こんにちは。nice&コメントをありがとうございました!
ヅラでしたか!?すみません~ 気付きませんでした(^^ゞ
でも、お父さん役、似合っていました☆
シアーシャちゃんは「つぐない」の時とは別人のように可愛くなっていました。
きっと彼女の笑顔に泣かされますよ~☆
by non_0101 (2009-12-26 19:40)
ありがとう。見てきますね。
ズラかどうかも予告だけではわからないから
本編公開されたら見てきます。
ズラとか生え際とか、そんなとこばっか見てます。^^;
by コッスン (2009-12-27 15:46)
コッスンさんへ
レビューを楽しみにしています!
シアーシャちゃんの笑顔と
ちょっと不思議な美しい風景を堪能してきてくださいね☆
(ズラの真偽も(^^ゞ)
by non_0101 (2009-12-28 00:41)
タッチおじさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2009-12-28 00:46)
スージかわいかったですね〜☆
ちょっと曖昧な部分が多かったので、
いまいち“感動!”って程には至らなかったのが
残念です。。映像はキレイなんだけどな〜。
by ジジョ (2010-01-28 02:39)
ジジョさんへ
こんばんは。nice&コメントをありがとうございました!
スージかわいかったですね!彼女の笑顔が本当に明るかったので
その後の展開には胸が痛みました。
本当はあの美しい映像を楽しみたかったのですけど、
あまりにも切なかったので、その想いだけでいっぱいいっぱいでした(^^ゞ
by non_0101 (2010-01-29 00:24)
こんにちは~♪
>家族への愛によって成長していくスージーの強さ
そんな風に映画を受け止めれば良かったなぁ~
私は残念ながら、伏線と思って観ていたことがことごとく肩透かしになったので、何だかガクッとしながら観ちゃいました。
nonさんのように優しい気持ちで観れば、もっと映画の良さを感じたかも、、、と反省しちゃいました~
by 由香 (2010-02-01 17:24)
由香さんへ
こんにちは。コメント&TBをありがとうございました!
> 伏線と思って観ていたことがことごとく肩透かしになったので
多分、それは宣伝の責任だと想うのです~
あのCMではゴーストになって出てきて犯人を一緒に捕まえるみたいな印象があるから。
映画観てからCMを観ていると、何か違うかも…と思えたりしました(^_^.)
by non_0101 (2010-02-02 00:26)
こんばんは。
私も心が揺れました~。
すごく酷くて哀しい話でもあるのですが、
最後に希望も感じられることが出来て、ホッとしました。
やり残したことが、本当に14歳の女の子の願いで、
最初は“ん?”と思ったけど、
後から考えれば、納得できたし、切なかったです。
シアーシャ・ローナン。良い女優さんですね^^
by てくてく (2010-02-02 02:10)
てくてくさんへ
こんにちは。nice&コメントをありがとうございました!
最初から切なさで胸が一杯になってしまいました(T_T)
最後にちょっとほっと出来るのがいいですよね。
ただ、ラストのナレーションでこのタイトルの言葉を聞いて、
改めてうわっと思ってしまいました(^_^.)
シアーシャ・ローナンは次回作ではまた怖そうな人物を演じるらしいですね。
どんな女優さんになっていくのか楽しみですね☆
by non_0101 (2010-02-02 12:43)
ピーター・ジャクソン監督らしく、ヴィジュアルイメージはさすがという所もありましたが、どうも展開が納得できませんでした。
残された家族の悲しみ、苦しみというのは良く伝わってきましたが、それと死後の世界描写があまりマッチしていない感も。
あとやはり宗教観になじめないのかなあ。
ラストはなぜ??という感じになりました。
by きさ (2010-02-07 09:49)
こんにちは。
「ラブリ―」って題名と
「ファンタジー」という宣伝文句と
シアーシャ・ローナンちゃんの可愛い笑顔のアップ
…から想像して観に行くと全く想像とは違う映画に
なってましたね。
題名を「愛しき骨たち」にすると納得できる内容でした。
でもこれじゃ観客が来ない?
追いかけられるシーンが怖かったです。
後半の妹さんのシーンも。
こんな事件が起こらない事を祈るばかりです。
by キキ (2010-02-07 11:24)
きささんへ
こんばんは。ビジュアルきれいでしたね~
ただ、私も宗教観は感覚的に分からないので
この作品を深く理解するのは難しいなあと感じました。
あのラストについては、女の子だなあとしみじみ感じて
ちょっと切なくなってしまいました(^^ゞ
by non_0101 (2010-02-07 21:53)
キキさんへ
こんばんは。nice&コメントをありがとうございました!
そうそう“愛しき骨たち”なのですよね。
ラストに主人公の声で“そして私は…”と流れた時に、改めて骨だ~と感じて
うわ~と思ってしまいました(^_^.)
それにしても怖かったですね。
現実に追いかけられるシーンもしんどかったですけど
天国で次々と仲間(?)が登場した時は泣けてしまいました(T_T)
by non_0101 (2010-02-07 21:59)
こんにちは。
nonさんのレビューを読むと、う~ん、なるほどと思いました。
私の見方は狭かったのかなと感じます。
死後の世界の映像は、ほんとうにきれいでしたね。こんな世界なら、
行っても怖くないかも。
by coco030705 (2010-02-15 15:11)
coco030705さんへ
こんばんは。nice&コメントをありがとうございました!
死後の世界の映像はさすがでしたよね~
クルクルと変わる映像をうわーと思いながら観ていました。
本当にこんな世界なら怖くないかもしれませんね☆
by non_0101 (2010-02-15 21:55)
憎しみが家族に影響を与えるですか・・・
なるほど、そう考えると最後のほうの行動は納得がいきますね。
霊感少女も最後に役にたちました。
(実は、犯人追求とかで活躍するかと思ったのですが・・・)
by バラサ☆バラサ (2010-02-24 04:06)
バラサ☆バラサさんへ
こんにちは。nice&コメントをありがとうございました!
> 実は、犯人追求とかで活躍するかと思ったのですが
私もそう思っていました~
あのラストは14歳の少女らしさを感じました☆
by non_0101 (2010-02-24 12:37)
はい、シアーシャ・ローナンの可憐さに惹かれて借りました。
何故か「ラブリーボーン」を「ラブ・リボーン」と記憶していて
最後には何らかの形で再生(リボーン)する映画だと思っていたら
(例えば将来、妹の子供としてとか)そうじゃないし、
連続殺人者のメガネのオッサンは不気味だし・・・。
賛否両論あるようですが天国との中間地点?は美しくて良かったです。
(お祖母ちゃん(スーザン・サランドン)は何のための出演?)
by k_iga (2012-05-31 15:01)
k_igaさんへ
こんばんは。nice&コメントをありがとうございました!
この作品のシアーシャ・ローナンは可愛かったですね。
それだけに、とても切ない物語でした(T_T)
“ラブ・リボーン”っていいですね~
明るい未来が待っている感じがします(^^ゞ
あの中間地点は美しかったですね。私もあの場所は好きです。
ちょっと夢見たくなるような場所だなあと思いました☆
by non_0101 (2012-05-31 22:12)